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つかはらクリニック院長のブログ

「ヒアルロン酸注射」の記事一覧

【ヒアルロン酸注射】年齢が出やすく隠しきれない手の甲のシワにヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射 | 2019.03.29.金曜日

≪年齢が出やすく、隠しきれない手の甲のシワに手の甲ヒアルロン酸》

手背

【主訴】手の甲のシワ。手が老けた、ふっくら感がない、骨張って見える、血管が浮いているのが気になる。顔はファンデーションやコンシーラで年齢をごまかせるが、手の甲は隠せないので治療を希望。

【所見】腱と腱の間に陥没が目だち、若い頃に比べ脂肪が減少し皮膚の弾力性が弱くなるので、ちりめんじわのみならずシワが多くめだちます。

【アセスメント】特に、腱と腱の間の陥没の修正が必要ですが、それのみではなく、皮膚の弾力性低下を補うためにボリュームの補充が必要です。保水力の高いヒアルロン酸を肌の内部へと注入することで、手荒れの改善やキメが整うという二次的メリットもあります。

【治療】指のつけねの指間に局所麻酔をおこない、カニューレと呼ばれる先端が鈍(丸い)針をつかって、血管を傷付けないように、皮下にヒアルロン酸注射を行います。そのさいに、腱と腱の間を多目に注射しますが、まんべんなく注射する事で不自然に凸凹にならないように注射を行います。医師が施術直後にマッサージをしてなじませます。痛みが気になる方は表面麻酔クリームを使用することもできますので予約時にお申し出ください。

【結果】腱と腱の間に凸凹感が解消しています。全体にふっくらした印象となり小ジワも減少しました。不自然な印象はなく、手の年齢が若返りました。

【副作用】<痛み>注入時に少し(個人差あり) <腫れ>ほとんどなし <内出血>まれに

ヒアルロン酸注射は、処置後皮下出血(内出血)や副作用が生じることがあります。副作用はベテランの医師がおこなっても、100%避けることはできません。 内出血が起こった場合は2,3日後が最も目立ち、約1週間後に青色から黄色に変化し約2週間で元の肌色に戻ります。

【注意事項】2日間炊事などは、手袋をして行ってください。また洗顔、軽い入浴、も当日から制限はありません。飲酒、サウナ、長風呂、激しい運動は内出血のリスクを高めるので、当日のみお避け下さい。

≪年齢が出やすく、隠しきれない手の甲のシワに手の甲ヒアルロン酸》

*トライヤル(1.0cc)  98.000円
*スタンダード(2.0cc) 150.000円

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【ヒアルロン酸注射】ヒアルロン酸注射は安全か?製剤について

ヒアルロン酸注射 | 2019.02.04.月曜日

シワの治療として、美容形成外科・美容皮膚科で頻繁に使われているヒアルロン酸注射ですが、本当に安全なのでしょうか?

まず、ヒアルロン酸注射製剤自体の安全性です。ヒアルロン酸自体はわたしたちの胎内にもともと存在する物質ですので、基本的にはそれ自体はアレルギーも起こしませんし、いずれ吸収されてなくなってしまいます。

当院では厚生労働省認可のヒアルロン酸製剤のみを使っていますので、お国が厳しい審査をして正式に医療材料として使っても良いと許可認可され、まだにお国のお墨付きがついていますので、最小限の安全性は担保されています。しかし、お国が認めたものですべが安心なのでしょうか?

ヒアルロン酸注射製剤の製造には、ヒアルロン酸製剤を長持ちさせるために、ヒアルロン酸を分子レベルで結合させる架橋剤が必要です。もし、そのような成分が残存していれば、アレルギーなど副作用の原因となります。

このヒアルロン酸注射製剤の能書には、成分表記として、ヒアルロン酸ゲルの組成 主剤 架橋ヒアルロン酸ナトリウム20mg/mL、 麻酔薬 リドカイン塩酸塩0.3wt%、 希釈液 リン酸緩衝生理食塩液と書かれているだけで、その他の架橋剤をふくむ成分の記載はありません。

架橋剤はその化学反応が終了すれば除去され、製剤内部には残らないので成分表には記載されません。仮に、残存したとしても微量のため人体に影響を及ぼす可能性がないと考えられていてます。深読みすると、そこまで安全性を追求する必要がありますが、さいわいにも今まで当院ではそのような副作用がでた患者さんはおられません。

もちろん、熔けないプラスチック成分をまぜて3年も4年も持続すると勧められるアクアミドやダーマライブなどの注射は言語道断、避けるべきです。10年後20年後にアレルギーが出ることがあります。もちろん当院では扱っておりませんし、他院でもうつことはすすめられません。局所的な異物反応としてのアレルギーのみではなく、全身に影響する膠原病のような症状がでて慢性化することがあります。

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【ヒアルロン酸注射】ヒアルロン酸注射は安全か?手技について

ヒアルロン酸注射 | 2019.01.09.水曜日

シワの治療として、わたしたちがが頻繁に行っているヒアルロン酸注射は安全なのでしょうか?

まず製剤自体は、厚生労働省認可のものを使う限りは安全性が保証されていると考えてさしつかえありません。しかし、お国が認める安全な物でも、それを使う方が正しい使い方をしなければ、極端な話ですが凶器にもなりかねません。まず、最小限の基本的な使用方法をヒアルロン酸製剤の能書から振り返ります。リスク管理です。

1. 血管内に注入しないこと。[血管閉塞、塞栓、虚血又は梗塞 等の原因となることがある。]

失明や皮膚壊死などの重大な副作用は、ヒアルロン酸注射製剤を過って血管内に注射してしまうことによっておこります。この危険を避けるために、まずわたしたちはどこに血管が走行しているかを把握した上で処置を行います。たとえば、失明のリスクがある眼角動脈はどの部分からどの方向にどの深さを走行するかを理解しています。それでも、それぞれの人相が違うように、血管の走行もまちまちです。解剖がわかっているから大丈夫と過信せずに確認をおこたりません。注射をした瞬間に、針の先端が血管内に入っていないか確認するために吸引操作を行い、血液の逆流がないことを確認した上でヒアルロン酸を注射していきます。

2. 側副血行路が乏しい領域(例えば、眉間、眼窩周囲(目尻の しわ等))へは注入しないこと。[血管への誤注入あるいは血 管や神経の圧迫等により一過性又は非可逆性の視力障害/失明、脳卒中(脳虚血、脳出血、脳梗塞)の誘発及び鼻翼等の 壊死、顔面皮下組織の障害を引き起こす可能性がある。]

この注意は、タームナルアーテリ(終端動脈)のことです。血管は身体中に網目のようにはりめぐらされているのはみなさんご存知だと思いますが、体のある部分では、1本の動脈だけが血液を供給する部分があります。その動脈が閉塞した場合、その動脈の支配領域には血液がとどかず、組織壊死や失明、梗塞などが生じます。上でも書いたように、注入部位の顔面解剖学を十分に理解した上でヒアルロン酸製剤使用することは当然のことですが。万が一注入時又は注入直後に血管内への誤注射じている兆候(視力異常、脳卒中、皮膚青 白化、異常な痛み)がみられたら、直ちに注入を止め、迅速にその治療を開始します。

3. 炎症反応(嚢胞、座瘡、発疹や蕁麻疹等)のある部位又は感染部位には使用しないこと。[炎症や感染を悪化させるおそれがある。]

これは、注射前に皮膚の状態をみれば判断出来ることなので問題になることはありませんが、皮膚表面からはわからない隠れた炎症があった場合は、注射後数日や数週間経過して感染が生じ膿瘍となることが極々まれにあります。昔、その部分にけがをしたことがあるとか、歯肉炎があるとか、耳鼻科や歯科で切開などの治療をしたことがある場合に起こりやすいように思います。もちろん、そのような既往症がなくても感染症や炎症の合併症が起こる可能性はありますので、わたしたち医師は清潔操作を心懸け処置後の経過に注意をはらう必要があります。

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【ヒアルロン酸注射】1回にどれくらいの量が適切なの?

ヒアルロン酸注射 | 2019.01.04.金曜日

最近ヒアルロン酸注射の大量注入問題が取り沙汰されていますが、では、どの程度の量が適切なのでしょうか?

この答えを出すのはむずかしいことですが、基本にたちかえって考えてみます。

当院で使用している厚生労働省認可ヒアルロン酸製剤の注意書(能書)には1ヵ所に2ml以下が望ましいと記載されています。これは、1ヵ所にうつ場合の上限です。実際の臨床の現場では1ヵ所に2mlもヒアルロン酸注射することはまずありません。顔全体として2mlを超えることはあります。仮に1ヵ所に2ml注射すると不自然な盛りあがりになったり、ヒアルロン酸がダマになってしまい、周囲組織となじむことなくカプセルを作り、感染の原因となってしまいます。

また、この注意書(能書)には、注入が表皮に近い場合、又は狭い範囲に大量の注入を行った場合、長期にしこりや変色が残ることがあるので、 しこりの形成を抑えるため広範囲に少量(0.1~0.2mL程度)ずつ注入することが望ましいとも記載されています。0.2mlは少ない量ですが、これは表皮や表皮近くの浅い部分にうつ場合のことで、確かに浅い部分にうつ場合はごく微量にしなければ、しこりになり凸凹感がでてしまいます。

となると、1ヵ所で2ml以下、浅い部分であれば0.1ml程度の量を守れば、上限なしにヒアルロン酸注射はうてるように思われますが、そうではありません。仮にたくさんうつことが可能だとしても、パンパンに腫れるほど注射すれば仕上がりが不自然になります。これはみなさんよく芸能人のひとでパンパンになっている人を見かけるので想像にかたくないですよね。

具体的な量は年齢や老化の進行具合によって、必要量に大きな差があるので適切量を具体的に決めることはできません。しかし、少なくとも、ヒアルロン酸注射は単に脹らませるのではなく、年齢による変化として、骨格の損失・後退、筋肉の肥大・拘縮、皮下組織・靭帯の弛緩・下垂などの、顔の老化のメカニズムをしっかり理解した上で、適切な場所に適切な量を、バランス良く注射する必要があります。

当院では、日頃から多くのヒアルロン酸注射ご希望の患者さんが来院されますが、他院さんよりは比較的少ない量を勧めるので、実感が少ないこともありますが、できるだけ少ない量でより効果が出るように創意工夫しております。

図1

 

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【ヒアルロン酸注射】ボリフト登場で適応の拡大

ヒアルロン酸注射 | 2018.10.06.土曜日

もう数ヶ月経過しましたが、新しいヒアルロン酸製剤ボリフトが、正式に厚生労働省の認可を受けて国内で発売されました。ボリフトは、すでに海外では発売されていましたので、医師が個人輸入で入手することは可能だったのですが、日本国内で使用するにあたり厚生労働省認可が出るまでは当院では使っていませんでした。慎重すぎると言われるかもしれませんが、体内に何ヶ月も残る物質ですので、安全を担保するのは我々の義務だと思っております。

この新しいヒアルロン酸注射ボリフトは、すでに先行発売されているボリューマの姉妹品でボリューマより柔らかい性質を持っています。今までは、比較的硬いボリューマを使って、皮膚深く骨の近くに注射して加齢で萎縮した骨格を補うことで、また、骨に付着する靭帯に張りを持たせるように注射することで、たるみの改善を行いました。

ボリフトは、ボリューマより柔らかいので、より浅い皮下に使うことができるので、ボリューマでは難しかった、下眼瞼のくぼみや、頬中央のくぼみにも使いやすくなりました。下眼瞼のクマを気にされている方で、くぼみが原因でクマになっている人の場合、やや外側の深い部分と、内側の浅い部分のいわゆるtear trough にボリフトのヒアルロン酸注射を行うことで充分な改善をえることが可能となりました。ボリューマだけでは、この治療は不可能でした。

ボリフトは柔らかいだけではなく、組織との馴染みがよく、注射した後の仕上がりがしなやかで自然なので、自分の注射技術が三段階くらい上手になったような錯覚に陥るくらいです。それくらい自然な仕上がりに治療可能です。

ヒアルロン酸注射後の効果を実感していただくためには、ある程度の量が必要で、左右の下眼瞼の外側内側で合計1本(1ml) が平均量です。新しいヒアルロン酸注射の効果を実感していただくために、当院では現在1本(1ml) 120,000円を98,000円で処置させていただいてます。そのため、いつも当院ホームページをみてくださっている患者様が、10月になりたくさん来院されております。数週間の余裕をみていただければ今からでもまだ予約可能です。

つかはらクリニックでは安全性が厚生労働省認可で担保された正規の注射製剤を使用し、常に注射技術の鍛錬と知識収集に努め、患者様に安心していただける美容医療を提供します。

フィラー注入には内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害などのリスクがあります。ヒアルロン酸製剤のアレルギーは非常に稀であるため事前のアレルギーテストは不要です。内出血はベテランの術者がおこなっても、100%避けることはで きません。最も注意すべきはフィラーによる血管塞栓(特に動脈塞栓)ですが、塞栓 は解剖学の熟知と手技の熟練によって回避することができます。

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ヒアルロン酸症例

【主訴】

老けた印象、頬やフェイスラインのたるみ、ほうれい線、薄い唇

【所見】

こめかみの陥没、顔の輪郭の不整、頬とフェイスラインのたるみ、下眼瞼のくぼみ・くま、ほうれい線、薄い唇

【アセスメント】

こめかみの陥没で、顔の輪郭は凸凹になるため、老けて見えるだけではなく、やつれて疲れた印象となります。こめかみへのヒアルロン酸注射は顔の輪郭を卵形に近付け、全体の印象を若返らせるだけではなく、見た目のやつれた感が改善されます。

頬やフェイスラインのたるみをとるためには、頬骨から皮膚を支えている靱帯を引き上げる必要があります。ですから、頬の外側のこの靱帯の下にヒアルロン酸を注射することで、頬のたるみやフェイスラインのたるみを、靱帯を引き上げることで改善できます。

また、頬の内側にヒアルロン酸注射することで、皮膚を外側上方へ斜めに引き上げることができるので、ほうれい線も浅くなります。さらに、この部分へのヒアルロン酸注射は、下眼瞼の凹み(くま)にも効果があります。

ほうれい線は、凹みの直下にヒアルロン酸注射を行うことで改善できますが凸凹感が出てしまうことがあります。そこで、小鼻(鼻翼)のすぐ横の深い部分にヒアルロン酸注射をうち凸凹感が出ないようにほうれい線を浅くすることができます。年令を重ねると骨自体が委縮するので、顔の骨も委縮しほうれい線の原因となります。この委縮をヒアルロン酸で補うことで、不自然にならないように改善が可能となります。

口唇は粘膜が薄く敏感な部分ですので、凸凹感が出ないように柔らかいヒアルロン酸を皮下(粘膜下)の比較的浅い部分に注射します。

治療前

9097_before

治療後

9097_after

【治療】

こめかみ左右 ボリューマ0.2mlずつ、0.4ml

頬骨左右3ヵ所ずつ6ヵ所 ボリューマ0.2mlずつ 1.2ml

ほうれい線左右 ボリューマ0.2mlずつ 0.4ml

口唇上下左右4ヵ所 ジュベダームウルトラ0.1mlずつ

ボリューマ2ml(2本) 198.000円+ジュベダームウルトラ0.4ml 44.800円 合計242.800円

【結果】

輪郭がより丸くなり健康的な印象になりました。ほうれい線がそれほど深い人ではありませんがヒアルロン酸注射でさらに浅くなり、頬の部分の自然な膨らみとあいまって、若い頃の張りのある見た目を取りもどしています。口唇はもともとのラインがくずれることなく自然な厚みです。

【副作用】

ヒアルロン酸注射は、処置後皮下出血(内出血)や副作用が生じることがあります。副作用はベテランの医師がおこなっても、100%避けることはできません。内出血が起こった場合は2,3日後が最も目立ち、約 1 週間後に青色から黄色に変化し約 2 週間で元の肌色に戻ります。また極めてまれに、ヒアルロン酸が血管内に誤って注射された場合、皮膚壊死や失明などの重篤な副作用が生じる可能性があります。当院では、ヒアルロン酸注射の訓練を受けた医師が、内出血や副作用が生じないように慎重に処置を行います。

▼ヒアルロン酸詳しくは▼

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【ヒアルロン酸注射】こめかみのヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射 | 2018.05.14.月曜日

ヒアルロン酸注射はジェリー状の液体で、顔などの陥没した部分に注射して持ち上げることによって、シワなどの治療をします。以前は、陥没している皮膚の直下にヒアルロン酸注射をうつことが多く、昔に他院でヒアルロン酸注射を経験された人で、凸凹になったのでヒアルロン酸注射は苦手という人も多いと思います。

しかし、今は加齢により骨の萎縮や、皮膚を支える靱帯の弛緩など、顔全体の老化メカニズルを考慮した方法に進化しています。昔の打ち方であれば、皮膚の比較的浅い部分に注射されてしまうことが多く、笑った時にヒアルロン酸が入った部分がソーセージの様にプッくっと膨れてしまうことがあります。

新しい方法では比較的深い部分の骨近くにうつことが多いので、笑った時もその部分だけが膨らむような違和感がでません。このことは以前からこのブログでも続けて説明していることですので、ご存知のかたも多いと思います。

このあたらしいヒアルロン酸注射の方法の1つとして、こめかみにうつ方法があります。年令を重ねるとこめかみの脂肪が減って、痩せこけてやつれた雰囲気になり、老け顔にみえてしまいます。この部分にも新しい方法でヒアルロン酸注射をすることが可能です。

他の部分よりすこし量が必要で、左右で1本丁度1ml必要です。表面的な持ちあげではないので、仕上がりが自然でふっくらして、若い頃に輪郭に近づきます。また、筋膜の下にヒアルロン酸注射されるので、筋膜が引かれて間接的にタルミにも効果があります。

年令を重ね、こめかみ部分に陥没が現れ始めた方にはお勧めです。もちろん深い部分にヒアルロン酸をうちますので、血管に誤ってヒアルロン酸が入っては危険です。私を含めしっかりトレーニングを受けた医師が処置を行うことで、リスクを最小限にして治療をおこないます。

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【ヒアルロン酸注射】クマに入れられたが…

ヒアルロン酸注射 | 2017.12.22.金曜日

先日、他院さんで下眼瞼のクマ治療目的で、ヒアルロン酸注射をしてもらった患者さんがこられました。クマの凹んだ部分に多目にヒアルロン酸注射をされているので、ソーセージのような形になり、さらにヒアルロン酸が透けて、外からわかってしまう状態でした。

下眼瞼、とくに内側は皮膚が薄い上に、さらに骨までの深さも浅く、陥没部分にそのままヒアルロン酸注射をすると、凸凹感がでたり、形が円柱状に盛りあがったり、見た目が不自然になり、治療が難しい部分です。

さらに、皮膚がきわめて薄いので、透明のヒアルロン酸が入いることで、皮膚の上からも判る程度に青っぽくみえます。これをチンダル現象とよびます。よく芸能人のひとで涙袋をヒアルロン酸注射でつくって透けている人がおられますね。それもチンダル現象です。

クマのヒアルロン酸注射は簡単のようにかんじられるでしょうが、そのような基本的ことを考慮して治療しなければ、仕上がりが不自然になってしますので、うちかたに工夫が必要です。

また、内側になれば、重大な副作用を引きおこす眼角動脈がありますので、注射のさいには細心の注意が必要です。

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【ヒアルロン酸注射】ジャパンマスターコース講師その2

先日、11月9日木曜日に、ヒアルロン酸注射ジャパンマスターコースインジェクションセミナー2回目の研修会が当院であり、ふたたびわたしが講師をつとめさせていただきました。今回のインジェクターは、W clinic の足立真由美先生でした。

足立先生はわたしと同じ形成外科医で、その注射テクニックは正確でスムーズで、モニターのかたも安心して治療を受けられていました。

参加された先生の中には、ヒアルロン酸注射経験が20年以上と、私より経験年数が長い先生もおられ、今回の研修会でも有意義な意見交換ができました。

こうして複数の医師が集まり、実際にモニターさんにお願いして、目の前で治療をおこなうことで、ふだん自分が行っている治療をふりかえることができます。さらに、他の先生の考え方や方法の違いを確認できる貴重な機会をもつことができます。

診療時間外に研修の時間をもうけることはたいへんですが、今後とも安全で有効なヒアルロン酸注射を続けて行くために、同業の先生がたとともに切磋琢磨しながら、勉強を続けていきたいと考えています。

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【ヒアルロン酸注射】東京でシンポジスト

ヒアルロン酸注射 | 2017.10.22.日曜日

昨日は、東京でヒアルロン酸注射に関する大きな集まりがあり、シンポジストのひとりとして参加してきました。台風の影響で参加する先生は少ないだろうとたかをくくっていたのですが、雨足が強いのにもかかわらず全国から400名近くの先生方が集まられました。これだけの先生方を前にして、さすがに登壇前には緊張しました。

シンポジウムが始まれば、司会の青山研美会クリニックの阿部浩一郎先生の巧みなリードで、落ち着いて話せましたが、少々ドギマギしたところがあり、聞きづらい部分があったかと自省しております。

オーディエンスの先生方は、すでにヒアルロン酸注射を普段の診療の中で実施されている方々ですので、シンポジウムの内容が少しでもお役にたてるように、抽象的ではなく、具体的で実践的な内容を話すように心がけました。

診療を切り上げて、嵐のはざまをぬうように上京して、土砂降りの中の移動は正直たいへんですが、まだまだ発展途上でもわたしの知識や技術が他の先生方のお役にたてれるのであれば、ご要望にこたえて今後も頑張って、このような会にできるだけ参加しようと思います。

   ▼ヒアルロン酸について詳しくは▼

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【ヒアルロン酸注射】ジャパンマスターコース講師

ヒアルロン酸注射 | 2017.10.15.日曜日

本日は当院で、ヒアルロン酸注射の講習会があり、講師をさせていただきました。患者さんにモニターになっていただき、患者さんのご要望からどの部分にヒアルロン酸注射をおこなうことが有効かを、沢山の先生とともにアセスメントし、実際に代表のインジェクターの先生に注射していただき、その効果を確認しました。

すでに、日ごろからヒアルロン酸注射をおこなっておられるベテランの先生方ですので、私からお伝えすることはないかと思っていましたが、こうしてアセスメントのシミュレーションをおこないながら処置をおこなっていくと、自身のテクニックを受取直しのみではなく、他の先生方のご意見がたいへん参考になり勉強になります。

今後も同業の先生方とこうして集まり、せんえつながら私が講師をさせていただくことで、知識とテクニックを共有ができ、少しでも美容医療業界の役に立てれば光栄です。

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   ▼ヒアルロン酸注射について詳しくは▼

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【ヒアルロン酸注射】ワークショップ講師

ヒアルロン酸注射 未分類 | 2017.07.22.土曜日

先日、大阪梅田でヒアルロン酸注射のワークショップがあり講師をつとめさせていただきました。今回は、ヒアルロン酸注射を日頃の治療としてすでに行なっている先生方が集まり、ヒアルロン酸注射に関する知識と技術を高めるマスターコースでした。参加されている先生の中には、私よりもベテランの先輩先生もおられ、わたしが講師をさせていただくなど僭越ですが、ご指名をいただいたので引き受けさせていただきました。

ワークショップでは、新しいヒアルロン酸の特性をわたしが講演し、その後はモデルさんを実際に診察をしてアセスメントを行い、適切な治療を各先生にご発表いただき、討論が行われました。

すでに日常診療でヒアルロン酸注射を行なっている先生方ですので、アセスメントも鋭く判断が理論的で、より効果的な治療が提案されました。講師をしているわたしも、逆に勉強になることも多く、大変有意義な集まりでした。

今後とも、安全に効果的にヒアルロン酸注射ができるように、先生方と連携を取りながら、美容医療に貢献できるように努力していきます。

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【ヒアルロン酸注射】カナダからスイフト先生来院

ヒアルロン酸注射 | 2017.05.26.金曜日

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先日、ヒアルロン酸注射の師匠のひとり、カナダの形成外科医スイフト先生が、帰国前に当院に立ち寄って下さいました。スイフト先生とは以前に、シンガポールと東京で面識があり、直接ヒアルロン酸注射のテクニックを教えていただいていましたので、今回は普段の診療で疑問に思っていることを、まとめて質問をしてディスカッションする時間とさせていただきました。

日本国内での一般的なヒアルロン酸注射方法の範囲を超えて、わたし自身の独自の考え方や方法を伝えると、スイフト先生が実はその方法を自分も行っていると認めてくださった上に、その場合はここに注意するとさらに良いよと、惜しみなくエキスパートの技術を伝授して下さいました。

わたし自身が、日本国内でヒアルロン酸注射のトレーナーであることは、スイフト先生は知っておられて、その技術を今後は広く伝えるようにとおおせつかりました。スイフト先生が惜しみなく伝えてくださった知識と技術と経験は、今度はわたしが多くの先生方に伝えたいと思います。

そしてスイフト先生は、5歳しか離れていないわたしを息子のようだとお世辞を言って、伝道師の使命を託して天王寺のつかはらクリニックをあとにしました。

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【ヒアルロン酸注射】長期持続のボリューマ

患者様の安全性のために、当院ではかねてより厚生労働省認可のヒアルロン酸注射のみを治療に使用しておりますが、この度、新しい種類のヒアルロン酸注射が厚生労働省に認可され、治療の幅が広がることとなりました。

新しいヒアルロン酸注射は、ボリューマと呼ばれるヒアルロン酸です。一番の特長は、今までのヒアルロン酸注射よりも持続が長いことです。今までのヒアルロン酸注射が6ヵ月から8ヵ月ほどの持続であったのが、ボリューマは8ヵ月から1年以上持続します。

他院さんのホームページではボリューマの持続が2年程度との記載があると思いますが、正確にはボリューマの注射によって改善した、中顔面のボリューム減少改善実感のポイント(5段階評価)で、2年間経過した段階で患者さんの67%が1ポイント以上改善したままであったということで、最初にうったボリューマの効果が2年間続くわけではありません。

当院で何名かの患者さんにボリューマの注射をさせていただきその実感を伺うと、以前のヒアルロン酸注射(ウルトラ、ウルトラプラス)に比べ、明らかに長持ちする実感はあるが、やはり8ヵ月から10ヵ月ほど経過すると、気になり追加したくなるとおっしゃる方が多いですね。

ですから、当院では過大な表現はせずにボリューマの持続期間は8ヵ月から1年以上と説明しております。ホームページではさらに短く6ヵ月と記載していますが、ボリューマの持続実感は8ヵ月から1年ほどです。

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【たるみ】ヒアルロン酸注射の勉強

ヒアルロン酸注射 | 2017.03.25.土曜日

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今週は月曜日から東京に出張し、ヒアルロン酸注射の勉強をしてきました。ブラジルからヒアルロン酸注射の講師としてデマイオ先生が来日され、まずは全国から集まられた200人近い先生方と一緒に講義を聞き、翌日火曜日に、私は予約の手術があったので一旦は帰阪し、再び水曜日には上京して、ハンズオンと呼ばれる少人数のワークショップで、直接デマイオ先生からヒアルロン酸注射の手解きを受けました。

デマイオ先生は大変教えるのが上手で、ご自身が考案したMDコードと呼ばれる記号と番号で、ヒアルロン酸注射を打つべき場所を示し私たちに説明してくれます。3日目となる木曜日は私ともうひとりの先生が、デマイオ先生の助手となってハンズオンに来られた先生方に逆に教える立場となりました。

集まられた先生方は熱心で、デマイオ先生の説明をひと言も聞き逃すまいという気概にあふれ、熱気が満ちあふれていました。先生方の中には、私よりも遥かに大先輩で大御所美容外科医の岐阜のI先生や、京都からはヒアルロン酸注射に関する講演や執筆をたくさんされているI先生、以前は当院まで直接来院くださり指導いただいたエキスパートのI先生と、そうそうたるメンバーで、わたしが教えていただくことも多く大変勉強になりました。

ヒアルロン酸注射にはさまざまな打ち方があり、各先生方で独自の打ち方があるので、デマイオ先生の方法全てが標準ではありませんが、MDコードで整理された解説は、経験の少ない医師にも分かり易く、なによりも安全な方法を提供してくれます。つかはらクリニックでは、今後も日本国内だけではなく、またデマイオ先生だけではなく、海外を含めの多くのヒアルロン酸注射のベテラン先生方のテクニックをどんどん取りいれ、患者様に安全でご満足いただける美容医療を提供できるように努力していきます。

写真は、今回のファカルティ(教授陣)としての参加証です。手術でもヒアルロン酸注射でも、解剖をしっかり理解した上で、基礎的なテクニックをしっかり身に付け、そのうえで自分なりに考察し工夫して、より安全により効率的に治療を行う必要があります。どの世界でも、どの分野でも大切なことは同じですね。

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【ヒアルロン酸注射】カニューレを使うか使わないか?

ヒアルロン酸注射 | 2017.01.04.水曜日

ヒアルロン酸注射はシワや法令線、場合によってはタルミまで治療ができる今では一般的な治療となり、私たち形成外科のみではなく、皮膚科や産婦人科などでも行われるくらい普及しています。しかし、未熟な手技で注射をすると、皮膚壊死や失明など重篤な副作用を起こします。そのような副作用は、おもに誤って血管内にヒアルロン酸が注射されてしまうことにより発生します。そこで、尖った鋭針(ニードル)ではなく、先端がまるい鈍針(カニューレ)が使われるようになりました。先端が丸ければ血管を突くことはなく血管内に誤ってヒアルロン酸を注射する事はないとの安全対策です。しかし、血管塞栓の副作用の半数以上が鈍針(カニューレ)を使ったヒアルロン酸注射で起こっています。これはカニューレだから大丈夫と過信することによって起こることです。ヒアルロン酸注射をおこなう場合は、血管や神経がどの部分を走行して、どの部分が危険であるかを正確に熟知することで、副作用はさけることができます。ですから、鈍針カニューレを使っているから安全と言っている先生も安心せずに、副作用を引き起こさないように、細心の注意をはらう必要があります。また、カニューレを使っているのか、使っていないかを判断基準として、クリニックを選ぶことは無意味だとわかっていただけたでしょうか?当院では、部位によって、また患者さんの皮膚の状態や年齢によってカニューレを使うかニードルを使うか選択し使い分けています。

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【ヒアルロン酸注射】まとめ、その2

前回の頬骨上へのヒアルロン酸注射の追加説明です。まず、L1と呼ばれる頬骨弓へのヒアルロン酸注射ですが、側頭骨頬骨突起と頬骨側頭突起の縫合部は触診で軽いくぼみとして触れる場合もありますが、皮下脂肪が厚くて触れない場合は、頬骨弓のまん中か、やや後方に注射します。

デマイオ先生は、この触診の際に薬指のはらが最も敏感で触診しやすいと言っていましたが、私は示指か母指をつかって触診します。痩せた人であればこの縫合部分が容易にふれますが、皮下脂肪が厚い人の場合は縫合部分が、たとえ敏感な薬指をつかっても不明瞭です。

やっと、今回の本題です。下眼瞼のいわゆるゴルゴライン、nasojugal groove 解消のためのヒアルロン酸注射に関してです。まずは、マーキングから。患者さんは坐位で開眼し正面視で、瞳孔中心から下方(尾側)に下眼瞼上にマーカーで垂直に線を引きます。その線にほぼ直交するように、眼窩下縁の高さにあたる下眼瞼皮膚に横(水平方向)にラインに線を引き十字のマーキングをします。できた十字の内側下方に眼窩下動静脈神経が出てくる眼窩下孔がありますので、触診して別な色のマーカーで点としてマーキングします。

右下眼瞼の場合は、患者さんの右側に立ち、左手(利き手と逆手)の中指でこの眼窩下孔をおさえ、少し曲げた示指で眼窩下縁を押さえます。この操作には意味があります。ヒアルロン酸注射による眼窩下動脈塞栓や眼窩下神経損傷の予防と、眼窩(眼窩下脂肪)内にヒアルロン酸を注射しないためです。

少し曲げた示指の先のマーキングした十字中央を目安に、眼窩下縁にヒアルロン酸を注射します。この際も鋭針を用い骨(骨膜上)まで穿刺し、0.1-0.3mlほどのヒアルロン酸をボーラス法(玉状)で注射します。

ヒアルロン酸を深くうつ場合は必ず、シリンジを引いて血液の逆流がないか確認する必要があります。片手で吸引操作ができない場合は、針の先端が骨膜上の届いておれば、左手を患者さんの頬から離して、注射器の外筒を左手で保持して、右手で内筒をひいて血液逆流のないことを確実に確認してください。あとは、毎回同じように、ゆっくりゆっくり少しずつ注射します。もちろん、痛みのないことを確認しつつ、注射部位の皮膚周囲の色調変化に注意しつつ慎重にうっていきます。

左下眼瞼の場合は、患者さんに右を向いてもらい、いわゆるバイオリン式で患者さんの右に立って、同様の操作を行います。もし、患者さんの左側に立って左下眼瞼にヒアルロン酸注射をする場合、左手(利き手と逆)の指の位置が先程と違ってきます。

下眼瞼のこの部分へのヒアルロン酸注射を私はニードル(鋭針)で行いますが、カニューレ(鈍針)を使って注射する先生も多いです。先日参加した台湾での IMCAS Asia という美容外科美容皮膚科の学会でも、海外の多くの先生はこの部分に25Gの太目のカニューレ(鈍針)を使っていました。

その場合、下眼瞼外側から、まずカニューレより少し太いニードル(鋭針)で皮膚に小さい穴を開けて、その穴からカニューレ(鈍針)を挿入し、骨膜上にカニューレをそわしながら、眼輪筋下のSOOFに針を進めます。SOOFはsub-orbicularis oculi fat の略で、深い部分の脂肪です。上(頭側)は眼窩下縁の orbital retaining ligament と、下方(尾側)は zygomatic ligament にはさまれた脂肪です。

SOOFにヒアルロン酸を注射することで、 下眼瞼の tear trouph deformity を含め、ゴルゴライン nasojugal grooveが浅くなり改善する仕組みは、SOOFのボリュームがヒアルロン酸によって増えることにより、加齢によって緩んだorbital retaining ligament と zygomatic ligament が引張られて、頭側に押し上げられることで、nasojugal groove が浅くなるという仕組みです。この部分の解説は長岡京市いわきクリニック岩城佳津美先生が学会や雑紙に詳しく解説されています。SOOFのボリュームを増やすことで、中顔面が少しふっくらした印象になるので、切らないフェイスリフト midface lift ですね。

ニードル(鋭針)を用いて、SOOFではなく骨膜上にヒアルロン酸をうつ場合は、相対的に少ない量のヒアルロン酸で同じ効果が出せるように思います。SOOFにうつ場合は、0.3-0.7mlほど必要なのが、骨膜上では0.1-0.3ml ほどで十分です。

これは加齢によって上顎骨が”禿びる(ちびる)”ことによる後頭部方向へ後退と、それに伴う皮膚表面の nasojugal groove などの陥没に影響があるため、この禿びった(ちびった)骨の骨膜上にヒアルロン酸を補う方法は、生理的で合理的な治療ですね。

私がニードル(鋭針)を好む理由は、ヒアルロン酸を正確な位置に注射できるためです。正確な位置に注射できるということは、必要最小限の量で治療効果をだすことができ、患者さんの負担も減ります。カニューレ(鈍針)は、針の横に穴が開ていてそこからヒアルロン酸がでるので、思った位置にヒアルロン酸注射を届けることが難しいです。リニア(線状)にヒアルロン酸注射を行う場合は、カニューレでも比較的正確な位置に注射できますが、ボーラス(点状)に注射する際には数ミリ位置がずれることがあります。

すこしややこしいかもしれませんが、顔面の解剖を理解することで、この上顎骨が ”禿びる(ちびる)”ことによる後頭部方向への後退が原因である皮膚表面の陥没現象と、orbital retaining ligament と zygomatic ligament のゆるみによる中顔面の加齢変化の両方を、ヒアルロン酸注射だけで解消できます。

まとめといいながら、まとめになっていない、ヒアルロン酸注射レポートはまた続きます。

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【ヒアルロン酸注射】まとめ、その1

ヒアルロン酸注射は、タルミやシワの加齢変化を改善できる注射です。皮膚の下や筋肉の下に打つことで、組織にハリを取り戻し外見の若返りが可能となる手技です。ヒアルロン酸自体はほとんどアレルギーもなく、いずれ溶けてなくなる安全な素材です。しかし、ご存じな方も多いと思いますが、誤って血管内にうってしまうと、失明や皮膚の壊死などの重篤な合併症を引き起こします。ですから、ヒアルロン酸注射を行う医師は、顔面の解剖を熟知し安全を第一にヒアルロン酸注射を行う必要があります。

当院にも多くの方がヒアルロン酸注射を希望して来院されます。当院を信頼して来られる患者さんの安全のためにも、私も山本先生も日々、ヒアルロン酸注射やボトックス注射の勉強を重ねています。先日から、東京そして台湾と勉強する機会がありましたので、私なりにヒアルロン酸注射に関する知識と方法をこのブログで整理しようと思います。お友だちの先生の中には、学会や勉強会に参加したくても、クリニックの事情やお子さんの都合などで参加できなかったと聞くことも多く、私見満載のヒアルロン酸注射のまとめですが、少しでもお役にたてればと思い書いていきます。一般の方には少々専門的な内容となりますが、美容治療にかかわる医師も、常にここまで考えて治療に臨んでいるのだということがみなさんに伝わればと思います。

まず7月10日に東京で開催されたAllergan Medical Institute(AMI)と呼ばれる、ヒアルロン酸とボトックス注射の講習会に参加しました。1日目は私も数分間の発表があり、当院での治療の現状を全国から集まられた300人ほどの先生方の前で報告しました。このAMIでは、ブラジルのリオデジャネイロからこられた、ヒアルロン酸注射とボックス注射の世界的権威と言われるデマイオ(Mauricio de Maio)先生の指導のもと、実際の患者さんに対するデモンストレーションがありました。日本国内ではヒアルロン酸注射を行う場合は、一般的に先端の尖った注射針(ニードル、鋭針)しか厚生労働省に認められていませんので、海外で頻繁に使われている先端が丸く針の側面からヒアルロン酸が出てくるカニューレ(鈍針)の使用は、デマイオ先生の日本国内での講演では使用されることはありませんし、先生が言及することもありません。しかし、デマイオ先生著書 Injectable Filler in Aesthetic Medicine の中ではカニューレでのヒアルロン酸注射の方法も紹介されています。日本国内では、厚生労働省が認めたヒアルロン酸に関する講演では、表向きにカニューレを使う手技説明はありませんので、講演での説明をそのまま鵜呑みにせずに、医師自身が考えて自己の責任でより効果的で安全なヒアルロン酸注射の注射方法を考える必要があります。

やっとこれからが本題ですが、ヒアルロン酸注射に関する講義内容と私の意見と考え方を交えて、数回のブログに分けて整理したいと思います。

まず、今回のデマイオ先生の講演で中心となるのが、頬骨と側頭骨の縫合部分(デマイオ先生はL1と呼ぶ)と頬骨本体の中央(L2)の骨膜上に、ヒアルロン酸をその2点に最小限の0.1mlから0.2ml程度ずつうつだけで、頬全体が引張られ法令線(鼻唇溝)が浅くなり、フェイスラインが引上げられ、さらになぜか開眼しやすくなり目が大きくなるVista-Eyeという概念が主眼でした。たったそれだけの量のヒアルロン酸を、鼻唇溝やフェイスラインから離れた場所への注射して、それも目まで大きくなるなんて、少々眉唾に聞こえるのですが、実際は私たちが想像する以上に効果があり、私自身もデモを見て驚きました。

このL1とL2領域は大きな血管や神経がないので、ヒアルロン酸注射はニードル(鋭針)を用いて、右利きの先生は患者さんの右側に立ち、右のL1とL2への注射はニードルを皮膚に垂直に注射器をたてて骨に当たるまでさします。そこで、万が一血管に針先が入っていないか確認するために、注射器内筒を引いて血液の逆流がないことを確認します。器用な先生は母指示指中指で注射器の外筒を支えつつ、薬指と小指で内筒を引いて逆流がないか確認します。この方法は当院の山本先生が得意とするテクニックですが、少々難しいので慣れないうちは、左手で注射器外筒の根元を支えて針先が動かないないようにして、右手の指数本で内筒をつまんで吸引をして血液の逆流を確認すると安全性が担保されて安心です。

そして、実際ヒアルロン酸を注射するときはゆっくりゆっくりうちます。血液の逆流がないから大丈夫と安心せず、患者さんに痛みがないか確認しつつ、また、皮膚の色が真っ白に虚血変化を起こしていないか確認しつつゆっくりうちます。この時に、手に感じる圧力も大切です。圧力が高すぎる状態で無理に強い力でヒアルロン酸を注射すると、副作用を誘因することとなります。特に細い針を使う場合、例えば30Gの針(数字が大きいほど針は細い)を使う場合、針穴が小さい分、相対的に手にかかる圧力が高くなるので、どうしても強い力でうってしまいます。ですから、できれば太めの針のほうが安全です。

右利きの先生が対側の左のL1とL2領域を注射する際に、デマイオ先生はバイオリンを弾く要領でと表現していましたが、術者の立ち位置はそのまま患者さんの右側で、左側の頬の注射をするように練習しなさいと言っていました。そのさい、針の角度は皮膚表面から斜めに(右から左外側に向かって)L1とL2領域の骨膜上に注射するように指導されました。しかし、患者さんに少し右を向いてもらうと、左の頬の注射と同じように皮膚に垂直に注射可能なので、私は左右ともL1、L2領域は垂直にヒアルロン酸注射を行います。深くヒアルロン酸を打つ場合、ヒアルロン酸注射の針が皮膚を通る距離はできるだけ短く、血管などを傷つける可能性を少しでも少なくしたいので、私は針の角度は皮膚に垂直にうちます。

ベテランの先生には私のブログはあたりまえでの初歩的な内容で我流な部分もあるかと思いますが、学会に参加できなかった先生の参考になればと思い、まだまだお伝えしたいことがたくさんありますので、私見と偏見を何回かに分割してヒアルロン酸注射の記事を書きます。次回は下眼瞼のnasojugal groove いわゆるゴルゴラインの治療としてL3(デマイオ先生用語)への注射のポイントを解説したいと思います。

 

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山本医師は現在産休中です。
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