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10歳若返りは可能?若々しさを保つためにするべき3つの治療とは?

しみ しわ、小じわ、たるみ ヒアルロン酸注射
2023.02.24.金曜日

 

「昔のようにハリのある肌に戻りたい」「いつまでも若々しくいたい」、美しさと若さは切っても切り離せないものであり、若返り効果など夢のような変化を期待する方も少なくないでしょう。
でも本当に若返りって可能なのでしょうか?今回は、「見た目の10歳若返りは可能かどうか」ということについて解説をしていきたいと思います。
当院としては、適切な治療を行うことで10歳若返った印象を保つことも難しくないと考えています。
今回はその治療方法を解説していきます。

10歳若返りたい!若々しい印象のためにおすすめの3つの治療とは!?

はじめに、30代の方を20代のような印象にするのは、なかなか難しいことです。一方で40代の方を30代のような印象に、50代の方を40代のような印象に保つことは可能だと思います。年齢に応じてエイジングケアには適切な目標を設定することが大切です。

患者様の年齢や老化している原因などによっても治療方法は異なってきますので、今回は年齢や原因別に若返りの治療方法を解説します。

40代の方向けのエイジング対策と治療法

40代の方はまずは色(シミ)とシワの治療が大切です。若返り治療としては、まずはシミを薄くしていく、目立たないように改善する治療がおすすめです。黒い色が顔にあるとやはり老けて見えます。ただ、シミといっても原因により治療法もさまざま。
ここではシミの治療についてご紹介します。

①30代後半から現れる肝斑

シミの原因として挙げられるが「肝斑(かんぱん)」です。30代後半から女性においては多く見られはじめます。
肝斑のできる場所としては、頬の一番高いところに逆三角形に左右対称にでてきます。
もちろん、位置や形には個人差はありますが時期的には30代後半から肝斑はでてきます。
一般的には、40代になった頃には多くの人において肝斑が目立ち、本人としても気になるものが多くなる傾向にあります。
そのため、肝斑を消すだけでも、若返ったような印象を与えることは可能です。

詳しい治療方法についてはここでは割愛しますが、以下のようなものが挙げられます。

  • ● 内服
    ● イオン導入
    ● ピーリング
    ● 軟膏   など

これらの治療方法を組み合わせることで肝斑を目立たないよう薄くしていきます。
どのような内服やイオン導入を行うかなどについては、本サイトの別の記事でも解説しているのでぜひ確認してみてください。

②日焼けによるシミ

20代など若い頃に日焼けしてできてしまったシミも、40代になると増えてきて老けてみる要因になります。
これらのシミは、日光色素斑(いわゆる老人性色素斑)と呼ばれ、40代になってくると顔に目立ち始めます。若いころはお肌のターンオーバーが盛んなために色素が排出されてシミにならなかったものが、40代になると肌のターンオーバーが低下することで蓄積して、色素沈着を起こすようになるためです。
肝斑の治療と並行して、こららの日光色素斑を治療するのもおすすめです。

③シワにはボトックス治療

40代くらいになると日常生活、人生経験として、さまざまなことが積み重なるようになります。家族や仕事など社会的な責任も増えるような時期になり、ストレスが溜まりがちになるのです。その結果、眉間にシワを寄せる回数が増えて、表情ジワが増えるようになってきます。
例えば、眉間にシワを寄せることが多くなると、次の部位にシワが増えてしまいます。

  • ● 眉間
    ● おでこ
    ● 目尻

これらのシワについては、ボトックス治療を行い筋肉を固定することでシワを消す・少なくするという方法があります。男性ならばシワは「年輪」などと言われ、渋い印象を与えるなど良い意味で扱われることもありますが、女性の場合には基本的にシワは老けて見える要素となり美容的に気になる方が多い傾向があります。

ここまでお話したことをまとめると、10歳若返ったような印象を与えるためには、比較的まだ若い40代の方は、シミ(色)やシワの治療がおすすめです。

50代の方向けのエイジング対策と治療法

次は少し年齢が高くなり50代に向けた治療方法です。
40代と同じく、シミのある方は内服やピーリングなどの治療、シワにはボトックス注射による治療がおすすめです。
これらの治療はあくまで行うことが前提となり、さらに50代には次のような治療も必要になってきます。

50代にはたるみの治療がおすすめ

50代になると肌の「たるみ」という新しい悩みが現れてきます。特に多いのが、目の周り、フェイスラインのたるみです。肌がたるみ始めてから放置していると、どんどんたるんでいき、見た目にも老けてしまうので要注意。

治療方法としては、まずは機械による治療です。
機械による治療にもいろいろあり、以下の3つの治療が当院で受けられます。

  • ● タイタンジェネシス(赤外線+レーザー)
    ● ウルトラセルQプラス(超音波)
    ● サーマクール・サーマクールアイ(高周波)

この3つの機械を単独、もしくは組み合わせてたるみ治療を行います。
当院では、50代の方におすすめしているのは、ウルトラセルQプラス(超音波)とサーマクール(高周波)です。

ウルトラセルQプラスは、筋膜組織を中心に引き上げる効果があります。どちらかと言うと顔の外側であるフェイスラインを上げていくイメージになります。

サーマクールは高周波なので、ターゲットは脂肪になります。少しふっくらとしたタイプの顔で脂肪が多めでたるみが目立っている方におすすめです。

目の周りは専用のサーマクールで治療

目の周りにたるみがある方には、目元専用の機械による治療もあります。たるみ部位をメスを入れて切るほどではないが、上瞼のたるみが気になる方、ちょっと重たく感じる方にはサーマクールアイ(目元専用高周波)による治療がおすすめです。

目元専用の高周波を上瞼に当てることによって、目元が軽い印象に感じられるようになります。手術するほどではないものの上瞼のたるみが気になる方には、当院ではサーマクールアイをおすすめしています。

目の下のクマにはヒアルロン酸治療が有効

たるみが目の下のたるみに悩む方も50代になると増えてきます。正確に言うと目の下のくぼみと言われたり、隈(クマ)と表現されることもあります。目元の印象を大きく変えるため老けた原因になる症状です。

老化により骨が痩せ、皮膚の下の靱帯がゆるむことにより目の下に影ができている場合が多いです。このようなクマにはヒアルロン酸注射がおすすめです。
ヒアルロン酸によって、萎縮した骨のボリュームを補い、ゆるんだ靱帯を引き締める(ハリを持たせる)効果があります。
ヒアルロン酸を使ったたるみ治療は目の下だけではなく、頬骨のところに注射する方法もあします。頬にボリュームをもたせ、皮膚を引き上げてたるみを改善することができます。

以上のように、50代の方には機械によるたるみ治療とヒアルロン酸注射による治療がおすすめです。

60代の方向けのエイジング対策と治療法

そして、最後に60代の治療方法です。60代だからといって、手遅れということはなく治療は十分に可能です。
ただし、40代、50代でご紹介した治療も含めて、さらにプラスの治療が必要になってきます。40代、50代で紹介した治療が必須というわけではなく、自分に合った治療を選んでいただければと思います。

60代でとくに気になるは50代同様にたるみの症状です。とくに60代になるとたるみが強く現れてきます。

症状が目立ちやすいのは、以下の2つの部位です。

  • ● フェイスライン
    ● まぶた

これらに対しては、50代におすすめした機械を用いたたるみ治療もおすすめです。
ボトックス注射やヒアルロン酸注射も効果が期待できます。ただし、これは40代や50代の方と同じレベルのシワやたるみの場合で、60代では対応しきれない場合もあります。

60代の場合は50代までと比べて老化が進行しています。特に進行するのは「たるみ」です。より強いたるみを改善するためには、次のような別の治療も検討していただくことをおすすめします。

MWリフト(糸による治療)で強いたるみにもアプローチ

MWリフト、これは糸を用いた治療です。当院では、こめかみ(もみあげ)に小さな穴をあけて糸を入れていく治療を行います。
糸を引っ張り上げることによって、顔のたるみをリフトアップしてたるみを改善していきます。

糸による治療は物理的な力により、強いたるみも引っ張り上げて、見た目を若々しい印象に変えてくれます。進行した強いたるみにも、この治療は効果が期待できます。

昔の糸による治療では、糸の性能が悪く内出血や副作用、合併症が起きることが多く、引っ張り上げる力も弱かったのですが、現在、当院で利用している糸は副作用やリスクに配慮したものとなっています。穴も目立ちにくい場所にあけるので、傷跡なども術後に残りづらいということもメリットです。

上瞼のたるみは眼瞼下垂が原因かも?

年齢を重ねると、上瞼のたるみが悪化しがちになります。「眼瞼下垂」という名前を聞いたことはないでしょうか?上瞼のたるみは眼瞼下垂が原因のことが多いのです。

眼瞼下垂は、上瞼の皮膚が余ってるだけではなく、上瞼を引っ張る力が弱くなっていることが原因のことがあります。

症状の強い眼瞼下垂の場合は、サーマクールアイによる治療では効果が期待しづらく、切除手術を行うケースも多くなります。

ただし、この治療はすぐに急いで行わなければならない治療ではありません。
サーマクールアイなどの治療などをいろいろ試した上で、結果的に十分な効果がなかったときの最後の手段として検討していきます。
当院でも、初回からすぐに眼瞼下垂の切除手術を行うことはありませんので、その点はご安心ください。

適切なタイミングと治療選定が大切

今回は10歳若返ったような印象にするための治療方法を40代、50代、60代と年代に分けて解説してきました。

形成外科医としては若返ったような印象を目指すことは、それほど難しいことだとは思っていません。
ただし、結果には個人差があります。患者様の中にも、若い頃から美容の対策・治療をされている方もいれば、5,60代になって美容治療を初めて受けるという方もいらっしゃいます。

そのため、治療のアプローチは個々に異なります。当院では、患者様に合った治療プランをご紹介しています。まずは気軽な相談だけでも構わないので、受診していただければ幸いです。

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