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『若く見える奇跡の60歳、70歳』は医学的に可能?

しみ しわ、小じわ、たるみ
2023.02.21.火曜日
しみ しわ、小じわ、たるみ | 2023.02.21.火曜日

 

60代、70代と年齢を重ねるにつれて、いつまでも若々しくありたいと思うようになった、という方も多いのではないでしょうか?とくに顔の印象は大きく見た目年齢に影響します。

そこで今回は、「若く見える奇跡の60代・70代になることは可能かどうか」というお話をしていきたいと思います。まず最初に結論から言わせてもらうと、奇跡の60代・70代になることは可能です。

その理由をこれから解説していきます。

老化における3要因を解説

60代、70代となると、さまざまな年齢的な老化現象に悩まされるようになるものです。でも、そもそも、なぜ老化とはどんな現象のことなのでしょうか?とくに顔に見られる老化現象は大きく分けて3つの要因があります。

若々しさをキープするためには、老化のメカニズムを知っておくことが大切です。ここでは老化のメカニズムを解説します。

①紫外線

まずは紫外線です。紫外線というと日焼け、シミの原因というイメージが強いかもしれませんが、実は老化の1番の原因となるのが、この紫外線なのです。

若い頃によく日焼けされていた方は、一般的に肌の老化は早くなります。シミが目立って老けて見えるだけではなく、紫外線によるたるみも老けて見える原因です。
紫外線は皮膚の下の深いところまで届くため、皮膚の下の線維組織まで破壊され、たるみを引き起こします。つまり、紫外線はシミだけではなく、たるみの原因にもなるのです。

紫外線はさまざまな変化を引き起こすため、根本的な老化の一番の原因は紫外線と言えます。

②皮膚のたるみ

年齢を重ねると紫外線がより気になりはじめ、紫外線対策を念入りに行ったり、シミの予防や治療を受けたりする方も増えてきます。でも、さまざまな対策を頑張っていても、たるみはどうしても出てきてしまうものです。

昔は皮膚のたるみは年齢相応のものと軽視する風潮もありましたが、最近ではいろいろな研究が進んだことによりたるみの原因が明らかになってきています。皮膚のたるみの主な原因を見ていきましょう。

◆その1:骨の萎縮

まず1つ目が、土台となる骨が萎縮してくることです。年齢とともに骨は痩せてきます。
体は太っていく傾向にある人もいますが、骨は基本的には痩せていき、とくに顔の骨は痩せやすい傾向があります。

骨は皮膚を支えている土台なので、骨が痩せてくると相対的に皮膚が余る、脂肪が余る、筋肉が余るという状態になり、たるみの原因となってしまうわけです。

◆その2:靱帯のゆるみ

たるみの原因の2つめは、骨と皮膚を支える靱帯(リガメント)のゆるみです。私が学生の時代には、顔のたるみにおいて靱帯という概念がなく、研究も進んでいませんでした。しかし、最近では人体解剖学がどんどん進化したことにより、顔には骨と皮膚をつなぐ靱帯があることが分かってきました。

顔の靱帯が年齢とともに緩んでくると、顔の皮膚にたるみが現れます。

◆その3:その他

最後に、脂肪が増える、つまり顔太りもたるみに繋がります。脂肪が増えすぎてその重みで皮膚が垂れ下がることもあれば、その逆で脂肪が減りすぎて相対的に皮膚が余ることがたるみが現れることもあります。

このように皮膚のたるみにおいて、太りすぎも痩せすぎも問題となってきます。

③皮膚のシワ

紫外線対策やシミ対策は日頃から気をつけている方も多いと思いますが、老けて見える原因の3つ目となるシワの存在は忘れられがちです。

歳をとってくると、表情など動きによるシワが増えてきます。シワ対策は若く見られたいのであれば非常に大切です。

ここまでをまとめると、「若く見える奇跡の60代・70代」を目指すのであれば以下の3つの対策が基本になります。

  • ● 紫外線対策
    ● たるみ対策
    ● シワの対策

これらの3つの対策を日頃からしっかりと行っていくことで「若く見える奇跡の60代・70代」を目指していきましょう。

とくに表情の動きによるシワ対策が皆さんおろそかになりやすいので、その解決方法を次にご紹介していきます。

シワにはボトックス治療による予防がおすすめ

笑ったり怒ったりなど表情の動きによりできてしまうシワにおすすめなのが、ボトックス治療です。
ただ、患者様の中にはボトックス治療に対する誤解や不安感をお持ちの方も多い印象です。

その理由の1つが、顔の表情が固まってしまうのではないか、何か副作用が起きるのではないか、というような誤解です。

当院でも、顔のシワの改善にボトックス治療をおすすめしても、上記のような理由からボトックス治療を嫌がられる患者様がいます。

ボトックス治療は、適切な場所に正しい量を注射すれば、副作用が強く出たり、固まった表情になってしまうようなことは基本的にはありません。
まずは当院に相談していただければ、患者様に合った適切なボトックス治療を提案させていただきます。

シワが気になりはじめた若い頃からボトックス治療を行っていれば、シワを効果的に防ぐことができ、新たな治療などを受けなくても済むようになるでしょう。
予防という観点から考えても、ボトックス治療はおすすめです。

ボトックスは広範囲に適応

また、ボトックス治療はさまざまな部位に対応できることもメリットです。
一般的に優先して治療が行われているのが、眉間・おでこ・目尻のシワです。とくにシワが入っていると老けて見えやすい部位であるため、優先的に治療が行われます。

それ以外にも、顎下の広頚筋にも最近ではボトックスを打つことが増えてきました。

広頚筋に打つことでたるみの予防ができ、若々しい印象につながります。

このように、ボトックス治療は早めに予防的な意味も含めて打つことで「若く見える奇跡の60代・70代」に近づくことができるでしょう。

たるみ予防

さらに、たるみ予防もプラスすることで、「若く見える奇跡の60代・70代」に近づくことができます。
患者様の肌の状態によって、また年齢によって、選ぶべきたるみ治療は異なります。
当院には、たるみ治療のための機械が3種類あります。

  • ● タイタンジェネシス
    ● ウルトラセルQプラス(医療用ハイフ)
    ● サーマクール

患者様の状態を見ながら、これらの3種類を単独もしくは併用してたるみ治療・予防を行います。

今回は3種類の機械の詳細は割愛しますが、本サイトにはそれぞれの機械の特徴などを他の記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。

【各治療の詳細ページ】

サーマクールの治療詳細

ウルトラセルQプラス(ドットタイプ/リニアタイプ)治療詳細

タイタンジェネシスの治療詳細

【たるみ治療の選び方】

たるみ治療はどう選ぶべきか

たるみに関しても、シワ同様に予防と治療の両方の観点からケアしていくことで「若く見える奇跡の60代・70代」に近づくことが可能になってきます。

もちろん、長い目で治療と予防を考えていかなければなりませんし、一朝一夕で解決できることではありません。1つずつじっくり継続的にケアしていくことが大切ですので、「若く見える奇跡の60代・70代」を目指すためには大事です。

今からでも遅くないので、まずは当院にご相談いただけたらと思います。

院長の実体験をもとに美容治療を紹介

具体的な話をした方が、美容医療についての理解が深まるはずですので、実際に若く見えるための美容医療を受けてきた院長である私自身の話を少しさせていただきます。

①色の治療(シミ・ホクロ)

若く見えるには肌の色あいが重要です。
私の場合には、シミの治療とホクロも多かったのでホクロ除去も行っています。

顔にシミも含めた黒い色素があると、そこに他人の目が行きやすく、より老けて見えます。
テレビや映画などでも、老けて見せるためにシミをメイクで書いたりしますよね。
そのため、まずはシミの治療を行い、さらにホクロの治療もしました。
さらに、これは女性にはあまり関係のないことですがヒゲの脱毛もしています。完全脱毛ではありませんが、ヒゲの脱毛で黒い部分を減らし、白く見せることで老けて見えないようにしました。

②眉間・おでこ・目尻のボトックス注射(シワの治療)

顔にシワが増えると老けて見えますので、ボトックス注射を打っています。シミと同じようにメイクでもシワを書くだけで一気に老けて見えます。

私の場合は、眉間・おでこ・目尻にボトックス注射を打っています。シワを目立たなくすることで、より若々しい印象にすることができます。

③広頚筋ボトックス(たるみの治療)

さらに、たるみ治療も行いました。先ほど紹介した広頚筋ボトックスという、フェイスラインのたるみ治療に効果のあるボトックス注射があります。
広頚筋は「いー」とした時に首にできる筋肉ですが、この広頚筋は下に引っ張る筋肉です。
下に引っ張る力をボトックス注射でゆるめることで、顔のたるみ予防になります。

④口角下制筋ボトックス(口角のたるみ治療)

さらにもう1箇所、ボトックス注射を打っています。
私は顔の表情のクセで、口角を下に引っ張る表情をするクセがあります。
口角が下に下がってしまうと、老けて見えます。そのため、口角下制筋にボトックス注射を打っています。この注射により口角が上がり、口角のたるみの予防になっています。

⑤ヒアルロン酸注射

他には、ヒアルロン酸注射を打っています。
ヒアルロン酸注射の方が合っている部位もあります。窪んだほうれい線、くぼみよる目の下のクマなど、くぼみ(陥没)をボトックス注射で修正することはできません。

このような「くぼみ(陥没)」は骨が萎縮していることが原因であり、ヒアルロン酸注射が向いています。ヒアルロン酸注射を打つことで、下から持ち上げて、ハリを持たせることができます。

他にも頬骨のところにもヒアルロン酸を打っています。頬骨の皮膚を上げた状態でヒアルロン酸を打つことで、たるみの予防・改善につながります。
私は、目の下、頬、ほうれい線にヒアルロン酸を打って、たるみの予防・改善を行っています。

今後の治療はどうする?

今後、歳をとるにつれて皮膚がたるんできたら、糸による治療(MWリフトなど)も検討したいと思いますが、まだその段階には至っていません。ですが、たるみが進行してきたら、今後もいろいろな治療を受けていくつもりです。

私が完璧な成功例かどうかは分かりませんが、いろいろな治療を組み合わせることで、少し年齢よりも若く見えているかなと思っています。

ボトックスやヒアルロン酸の注射のことを紹介させていただきましたが、これら以外にも機械によるたるみ治療・予防も選択肢としてあります。

もちろん、全ての治療方法を私で試すことは難しいのですが、なるべくいろいろな治療を自ら受けることで、皆さんにその体感や結果をお伝えしたいと考えています。

年齢に合わせた適切なアプローチ選定が大切

今回は「若く見える奇跡の60代・70代」についてのアプローチ方法を解説してきました。
大切なことは現在の状態や年齢に合わせた適切な治療法を選んで、早めに対処することです。

私自身紹介した、紹介した以外にも医療用ハイフの「ウルトラセルQプラス」などの治療も受けています。
いくつかの治療を組み合わせることで、同年代の男性よりは若く見えているかなと思っています。今年で60歳になりますが、実年齢より少し若く見られているのではと思います。

なんと、写真で年齢を当てるアプリを使って検証したところ、開業した当初の写真(44歳)と現在の写真(60歳)で、今の方が若いという結果になりました。

全ての治療を受けることは費用面などの理由で難しいかもしれませんが、少しでも予防と治療を行っていくことで若々しい印象を保つことはできます。

「若く見える奇跡の60代・70代」を目指して、皆さんも早い段階から美容医療に注目していただけたらと思います。

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