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たるみ治療はどう選ぶべきか

しわ、小じわ、たるみ ヒアルロン酸注射
2020.02.14.金曜日

 

「たるみ治療はどう選ぶべきか」患者様からよく相談を受ける内容です。

昔は大きな治療、つまりメスを使う手術が多かったのですが、今は時代の傾向として大きな手術をすることが減ってきています。

たるみ治療を検討される際、まず機械による治療を選ばれる方が多いですね。それは、機械を選ぶのか、注射処置を選ぶかの選択する際、痛みに対する印象から、注射ではなく機械を選ばれる方が多い傾向にあります。

その機械の治療にもいくつかの種類があります。当院ではサーマクール、ウルトラセルQ+、タイタンの3つがあります。いずれも熱エネルギーを用いてたるみを治療するという点は共通ですがそれぞれ異なる特徴を持ちます。

サーマクールは「高周波」を用います。高周波は比較的深い部位まで熱を届けることができます。ターゲットとしては脂肪層まで到達しますので、サーマクールが得意な部位は、比較的脂肪の多い頬外側から、フェイスラインにかけてです。

ウルトラセルQ+は「超音波」を用います。高密度にフォーカスされた超音波が、ターゲットとなる側頭筋膜に熱を加え引き上げる方法になります。ですので、フェイスラインよりも少し外側(頬の上側)を引き上げるのが得意な機器になります。

そして、3つ目はタイタンです。タイタンは「赤外線」を用います。赤外線はサーマクールやウルトラセルQ+よりも浅い部位、具体的には真皮の少し下に熱を加え引き締める機器です。

この3つの機械のもう一つ大きな違いはインターバル(治療間隔)です。サーマクールは凡そ6~8ヶ月に1回。ウルトラセルQ+は凡そ3~4ヶ月に1回。タイタンは凡そ1~2ヶ月。が一般的な間隔となります。

この3種から治療を選ぶ際に、このインターバルから選ばれることがあります。例えば、普段お忙しく頻繁に通えない方は、半年に1回のインターバルが長いサーマクールを選ばれる方が多いです。

お値段も抑えながら、もう少し間隔を詰めて治療したい方はウルトラセルQ+を選ばれる方が多いです。

そうではなく、普段のお手入れ・予防も兼ねて、お肌のコンディショニングとしてタイタンを選ばれることが多いです。

当院ではタイタンと合わせてジェネシスという機械も照射します。(タイタンジェネシスとしてメニューをご案内しております)ジェネシスはタイタンよりももう少し浅い部位に熱を加え引き締める効果がありますので、肌表面のメンテナンスとしても効力を発揮します。

このようにインターバル(治療間隔)や、熱照射の深さの必要性を見極め、患者様の年齢や肌の状態に応じて適切な機械治療をお勧めしています。

次に、ヒアルロン酸注射もたるみ治療に多く用いられます。しかし、たるみの治療としてヒアルロン酸注射を行う場合は少し工夫が必要です。

ヒアルロン酸注射は一般的に凹んでいる部分に注射し、盛り上げる治療と考えられている患者様(又はドクター)がいらっしゃいますが、たるみ治療におけるヒアルロン酸注射の概念は少し異なります。

例えば、頬骨の上に皮膚を引っ張った状態でヒアルロン酸を注入することで、ほうれい線のたるみを改善するテクニックがあります。また、頬のもう少し外側に注入することでフェイスラインを引き上げるなど、くぼみやへこみに直接注入する概念とは異なるテクニックを用います。

しかし、注射が苦手という方もいらっしゃいますので、患者様と相談の上、ヒアルロン酸注射が適切だとしても、機械を選ぶかどうか一緒に検討しています。

そして、たるみ治療に糸を用いた治療「糸リフト」があります。当院の糸は「MWリフト」というものを用います。

生え際に小さな穴を1つまたは2つ開けて、フェイスライン、ほうれい線を糸で引きあげます。

治療はディンプルと言って糸が引っ掛かり部位にくぼみができたり、糸を挿入した皮膚に糸のラインが出てしまうという副作用があったのですが糸は昔に比べ大きく進化しており、特にこのMWリフトはディンプルやラインが出ないのに、しっかり引きあがるという特性を持った副作用が少ない優れた糸になります。

ここまで簡単にですが機械による治療、注射による治療、そして手術(糸治療)をご紹介してきました。ザックリした言い方にはなりますが、注射や手術に抵抗を持つ方が多くいらっしゃることから、まずは機械による治療を最初にお勧めします。

機械にも種類が様々ですが、単純に引き上げる効力の大小で選ぶのではなく、患者様のライフワーク、そして状態に合わせて患者様のニーズを良く確認したうえで、医師が適切な処置を選択することが大切です。

たるみの治療方法は他にもいろいろあります。HIFU、サーマクールや糸リフト、フィラー治療(ヒアルロン酸注射等)など様々です。
たるみ治療に関しては種類や選び方、年齢や症状によって適切な治療法が異なります。気になる方は、詳しくご紹介したものがありますので、是非ご覧ください。

20代でたるみ治療は必要あるのか?
ほうれい線の原因を知り、ほうれい線を予防・治療する
自宅で「たるみ治療・予防」はできるのか
たるみのセルフケア塗り薬『オリジナルのトレチノイン軟膏』について
若いうちにたるみ治療は受けた方が良いのか?
数ある糸リフトの中でMWリフトを導入した理由
溶ける糸と溶けない糸どちらが良いのか。(糸リフト治療)
昔と違い、ここまで進化した糸リフト治療のメリット

 

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