患者様から若いうちから始めるたるみ治療について質問を頂きます。
「20代のうちにたるみ治療をすると予防になりますか?」
「20代でたるみ治療は早いでしょうか?」
「もし、やるならどの治療が適切なのでしょうか?」
20代でたるみ治療は必要ないのでは?と考える方もいらっしゃると思いますが、今回は早いうちからの”たるみ”治療、予防についてお話したいと思います。
お年寄りに比べて20代の方は当然たるみは多くありません。理由はたるみの原因にあります。たるみは「脂肪の下垂」「靭帯の緩み」「骨の委縮」「筋肉の緩み」など複数の因子が重なり合い表面的に発生します。20代ではお年寄りと比べ、こうしたたるみの原因となる現象は非常に少なく、表面的に表れることはほとんどありません。しかし、若いからといって放置していると徐々にたるみは進行します。
根本的にたるみの治療は年齢が上がっていくほど深部組織(委縮した骨、筋肉や筋膜、靭帯等)へアプローチする治療が必要になります。お若い方、特に20代の方は深部組織(骨・筋肉)の緩みは少ない傾向にあります。しかし、皮膚表面(表皮、真皮、皮下組織)は個人差はありますが、緩みが見られる方もいらっしゃいます。ですので、20代で意識するならば、皮膚の表皮、真皮、皮下組織くらいの比較的浅い層の緩み・たるみを意識して治療していくのが有効と考えられます。
治療方法は沢山ありますが、当院でおススメしているのは「ハイグレードタイタンジェネシス(以下タイタンジェネシス)」という治療です。機械で行うたるみ治療と言えば、ほかにもサーマクールやウルトラセルQ+などを当院では取り扱っていますが、照射を得意とする部位が皮下組織よりも深い組織へのアプローチになるため、どちらかというと20代というよりはもう少し上の年齢の方が対象となる治療機器です。
何故、「タイタンジェネシス」がおススメなのか。その理由は照射する深さにあります。当院のタイタンジェネシスは「タイタン」と「ジェネシス」という2種類の機械を用いて行う治療です。「タイタン」は赤外線を用いて真皮の深層当りで熱を加え、細胞を活性化させる治療機器です。真皮深層へ適度な熱を加えることで軽い炎症を起こし、ケミカルメディエーターを増加させ創傷治癒過程によって肌が引き締まります。この一連の作用が深層真皮のたるみ予防につながります。
繰り返しになりますが、比較的若いうちは皮膚表面のたるみを治療・予防することがおススメであり適切だと考えます。
また、「タイタン」と合わせて照射する「ジェネシス」は、正確には「Nd-YAGレーザー」というレーザー機器です。「ジェネシス」は真皮の中間層~深部にかけて熱を届けます。ちょうどタイタンよりも少し浅い部分への照射です。より表面に近い部分に熱を照射することで、皮膚の表面的なたるみや小じわなど、キメを整える作用があります。また、毛穴の開きや炎症、ニキビにも効果がありお肌のメンテナンスとしても優れた治療機器です。
結論に戻りますが、気になる方も多くはないと思いますが、20代でたるみ治療するならば「タイタンジェネシス」を推奨します。
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つかはらクリニックチャンネル(動画で解説)
ハイグレードタイタンジェネシスの詳細
https://www.tsukahara-clinic.com/menu/titan/