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ウルトラセルQ+とウルセラの違いは?

しわ、小じわ、たるみ
2019.12.24.火曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2019.12.24.火曜日

ウルトラセルQ+とウルセラの違いは?とよく質問を受けます。

まず、両方の機器の共通点は、超音波を使ったたるみ治療機であることです。これらの機器は高密度焦点式超音波(HIFU)治療機と呼ばれ、そのまま照射しても人の皮膚に変化をもたらすことはできませんが、虫眼鏡のように超音波を1点の焦点に集めることで、皮膚表面を傷付けることはなく、組織に熱を加えることが可能となり引き締めに効果を発揮します。

そのいちばんのターゲットは、皮膚の深い部分に存在する側頭筋膜です。HIFUの熱エネルギーで組織を刺激(焼灼)し、筋膜の一部を収縮させことでタルミを改善します。

最初にこのHIFUの原理でウルセラがアメリカで開発され発売されました。その後、同様な機械が各国で開発製造され、ウルトラセルQ+も韓国で製造されていたHIFU機器となります。

ウルトラセルQ+は単なる後発HIFU機器ではなく、その特徴には違いがあります。いちばんの違いは、その焼灼の違いです。

ウルセラは超音波の焦点が狭く集中する傾向があり、強く筋膜を焼灼する特徴があり、その分痛みも強い傾向があります。ウルトラセルQ+も出力をあげれば、ウルセラほどの筋膜焼灼も可能ですが、日本に輸入された時点で日本人にあった設定が推奨されて、ウルセラほど筋膜を強く焼く照射方法ではありません。

これだけを聞くと、ウルセラの方が効果あるように思いますが、焼きすぎによるデメリットがありますので、当院ではウルトラセルQ+を、副作用がでない範囲内で、または最小限になる照射法で、タルミ改善効果の実感を感じることのできる強さで治療を行っております。

もともと、このHIFUと呼ばれる治療器のターゲットは先に述べたように、側頭筋膜が第1のターゲットで焦点が4.5mmの深さのトランスデューサーが治療の軸となりますが、それ以外にも深さ3mmと1.5mmのトランスデューサーが装備されていますので、筋膜のみではなく皮下組織、真皮を含む皮膚の引き締めにも貢献します。

さらに、当院では深さ2mmのトランスデューサーがあり、このトランスデューサーは先端が他のトランスデューサーより狭く作られていますので、目の周囲のタルミに使用できるので、重宝しております。

このように、同じ高密度焦点式超音波治療器でも、その特徴により使用方法がさまざまです。しかし、大切なのはその機器の特徴をしっかり理解して、重大なトラブルが発生しないように安全に、そしてしっかり実感の出る治療方法を考えていくのが肝要かと思います。

ウルトラセルQ+の詳細はこちら
https://www.tsukahara-clinic.com/menu/ultracel/

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