つかはらクリニック院長のブログ

つかはらクリニック院長のブログ

公式Youtubeチャンネルでも配信中
公式Youtubeチャンネルでも配信中

【糸リフト治療】溶ける糸と溶けない糸どちらが良いのか。

しわ、小じわ、たるみ
2020.03.23.月曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2020.03.23.月曜日

溶けない糸が良いのか、それとも溶ける糸の方が良いのか。
持続性やリスクなどから比較検討される方も多いと思われます。

当院は溶ける糸のみの取扱いになりますが、よく患者様に「何故溶ける糸しか取扱いしていないのか」と質問を受けることがあります。
溶ける糸も溶けない糸もメリットデメリットがありますが、当院が溶ける糸のみを取扱う理由をご紹介させていただこうと思います。

もう数十年以上前のお話になりますが、当時私が糸治療導入を検討した時、様々な講習や勉強会に参加ました。
私が参加した時の講習会は「溶けない糸」での講習でした。
皮膚皮下組織を引き上げてたるみを解消する治療法でしたので、物理的に溶けない糸の方が長期間効果があるのだろうと当時の私は考え、溶けない糸の導入を検討したのですが、結果的には溶ける糸を採用し、今に至ります。
いずれも私独自の考えになりますが、理由は4つあります。

①溶けない糸=一生効果持続とは言い切れない可能性

溶ける糸も溶けない糸も治療の原理は同じで、糸についているトグ(引っ掛かりのある棘部分)で皮下組織を引っ掛け持ち上げることです。
持ち上げる皮下組織は柔らかい組織になりますので、いくら溶けない糸だとしても引き上げている棘やその周辺組織が緩みます。
この緩み方は溶ける糸も溶けない糸も大差ないと予想します。つまり、挿入から1-2年間の間の効果に大差はないと考えます。
また、緩みの進行具合によっては再調整、又はその時の状態に合わせた挿入で再度引き上げる方が良いケースも考えられます。

②一生涯皮膚皮下に異物が残る不快感の回避

上記①を考えると、挿入当時よりも緩んだ糸がずっと残り続けることになり、新たに入れるというよりは追加で入れるという形となり、繰り返すたびに皮下組織下に異物が増えていくことにもなります。感染を起こさなかったとしても気持ち的に異物がある不快感は否めません。気にならない方も多いと思いますが、CTやMRIを撮影した際、毎回「これは何ですか?」と聞かれる可能性も高まります。

③溶ける糸は溶ける作用にメリットがある

これも私の意見になりますが、溶ける糸を挿入後、糸が溶ける過程でコラーゲン生成が促進され、皮膚の繊維組織が増加すると考えています。
これにより、皮膚への美容予防効果だけでなく、たるみの予防効果も期待できます。こうした作用が相まって、糸が溶けると挿入前の状態に戻るかというと、ある一定の位置をキープする作用があると考えています。

④繰り返し治療しやすい

溶けますので、以前の挿入した糸を気にすることなく、単純にその時々の状態に合わせたベストな挿入が可能です。また、他の治療の際、気を使う必要がありません。

このように総合的に考え、当院では溶ける糸を選択することになりました。
もちろん、溶けない糸を否定はする訳ではありません。溶けない糸にもメリットはあります。あくまでも当院の治療方針に則り、結果的に溶けない糸を選択したという結果になります。

当院ではMWリフトという糸を導入しております。
溶ける糸の中でも選りすぐりのものだと自負しています。MWリフトを導入に至る背景やその理由をご紹介しておりますので、宜しければこちらも参照ください。

数ある糸リフトの中でMWリフトを導入した理由

他にもMWリフトや糸リフトについてご紹介しております。
宜しければ合わせてご覧ください。
昔と違い、ここまで進化した糸リフト治療のメリット

当院のMWリフトの治療詳細はこちらを参照ください。
MWリフトの詳細はこちら

たるみ治療に関して様々な情報をYoutubeで発信しております。
たるみ治療の選び方、自宅で出来るたるみ予防などよくご質問頂く内容をご紹介しております。ご興味あれば是非ご覧ください。
つかはらクリニックチャンネル(動画で解説)

ここを↓クリックしていただければ、はげみになります。よろしくお願い申し上げます。

にほんブログ村 美容ブログ 美容皮膚科へ
MWデュアルリフト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。