ホクロ治療のために、多くの方が当院を訪れてくださいます。今は技術が進歩し、昔に比べ比較的に簡単にホクロを取ることができるようななっています。しかし、ホクロと思われるものでも、中には悪性腫瘍が混じっていることが稀にあります。わたし達は今まで何千人というホクロの人を診察させていただき、良性と悪性の鑑別診断には自信があります。ですから、悪性の疑いがあるホクロは安易に除去せず、拡大切除の可能な大きな病院に紹介させていただきます。経験を積んだ医師が、仮に悪性の所見と言われる6mm以上の大きさ、周囲へのにじみだし、不正な形、表面の凸凹、出血、急拡大などの症状がなく良性を判断したホクロでも、1,000人に一人くらいの確率で悪性腫瘍が見つかります。ですから、見た目で仮に良性と判断されても、ホクロを取るときは病理検査を行うことが安全です。
追記2020.5.11
——————-
日常診療で多くの方が「ほくろ」の相談で当院に来院されます。
ほくろは誰にでもある一般的なものですが、色々な情報が溢れていて何が正しくて何が正しくないのか分からず不安になったり、迷われたりする方も多くいらっしゃると思います。
ほくろについてよくいただく質問含め、相当詳しく解説した集大成シリーズを作成しました。宜しければ是非ご覧ください。
これをご覧いただければ、治療に関する心配事や不安の大部分は解消いただけるかと思います。
ほくろの徹底解説シリーズ
【動画シリーズも用意しました。ほくろと遺伝の関係性についても述べております】