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【脱毛】授乳中の脱毛

脱毛
2011.08.22.月曜日
脱毛 | 2011.08.22.月曜日

先日、授乳中の脱毛に関するご質問をいただきました。
妊娠中は、レーザー脱毛に限らずほとんどの治療がいったん中止となります。レーザー脱毛のレーザーは胎児に届くことはありませんし、仮に妊娠中にレーザーを打ったとしても、放射能のように体内にその影響が残存することはないので安心ですが、念のため処置はいったん中止となります。
それでは、出産後の脱毛はどうでしょう?他の治療で内服薬の場合、お母さんが飲んだ薬の成分が母乳に移行する率は大変高いので、赤ちゃんに影響が出るようなお薬は、授乳中はできるだけ避けて頂くこととなるか、一時的に断乳して頂きます。
すでに出産されて、赤ちゃんはお母さんの体から離れているので、授乳しているお母さんがレーザー脱毛しても、赤ちゃんには何ら影響はありません。もちろん処置中は強いレーザーが出ますので、処置室に赤ちゃんは入れませんし、もし、入る場合でもレーザーが赤ちゃんに決して届かないようにしなければなりません。
授乳中の脱毛で、もし問題になるとしたら、脳下垂体から分布されるホルモンの”プロラクチン”が高値であることでしょうか。プロラクチンは乳腺の発達を促し、乳汁を分泌するホルモンです。脳下垂体腫瘍などで、この”プロラクチン”が異常高値になると、多毛症の症状が出ます。
授乳中はこのプロラクチンが高いので、レーザー脱毛をおこなっても、毛が濃くなる可能性があります。そういう意味では授乳中も脱毛は待って頂いた方が良いのかもしれません。
ただ、レーザー脱毛は毛根を熱エネルギーでほぼ破壊することで、毛を減らしますので、仮にプロラクチンが高値であっても、毛根は確実に変化して、毛は減ってきます。
ですから、妊娠前にレーザー脱毛を数回行い、出産後に処置を再開した際には、レーザー脱毛で毛は減りますが、授乳中はホルモン”プロラクチン”の影響で、もしかしたら残っている毛がいったん濃くなることがあるかもしれないことをご了承の上、処置していくことになります。

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