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【小太郎物語】母猫の家出

2011.06.24.金曜日
| 2011.06.24.金曜日

当家の長男猫、小次郎は現在腎不全を病んでいて闘病中です。獣医さんからは余命に関して厳しい宣告をされています。しかし、本人はいたって無邪気で、極度の貧血でゆっくりしか動けませんが、私たちが近づくと、甘えて足に背中をこすりつけてきて、つぶらな瞳で見つめてくれます。


小太郎が生まれたのは、9年前です。それまでは当家には、京都からもらわれてきたロシアンブルーの”カナ”が1匹だけでした。カナは大変好奇心が旺盛で、家猫として飼っていたのですが、しきりに外へ出たがりました。カナは大変利発な猫でしたので、私たちが玄関を開ける瞬間を見逃さず、ドアの隙間に突進して、外に出ようとしました。私たちのブロックをかいくぐって外に出たときは、しばらく家族で捜索して数時間後には発見されて戻ってきました。そのような脱走劇を何度も繰り返していました。

しかし、その日は様子が違いました。カナが屋内に居ないことに気づき、その後すぐには見つからず、とうとう一夜を超してしまいました。次の日も次の日も、カナは戻ることはなく、とうとうペット探偵さんにお願いして探して頂くこととなりました。ペット探偵さんは、この大通りと、この高架下は超えて逃げることはないだろうと予測して、その後も夜な夜なカナを家族も総出で探し続けました。

妻が一番カナの世話をしていたので、呼びかけて出てくるとすれば妻の声でしたので、彼女がもっとも多くの時間を費やして捜してくれました。そして、ペット探偵さんが予測した範囲内で、ついに彼女の呼びかけに細々と答えるカナの声が聞こえました。自宅から100mほど離れたお宅の敷地からでした。カナは自宅から遠く離れすぎて、迷子になっていたようで、妻の声を聞いて飛びついてきました。

数日ぶりに帰ってきたカナはどろどろで埃っぽくすごい臭いで、食事もまともに取っていなかったようで相当やせていました。お嬢様の冒険は無事な彼女の帰還で終了となりました。しかし、この冒険には続きがあります。カナの体重は元の体重以上に増え始め、彼女のお腹は単に太った以上に膨れてきました。

(つづく)

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