昨日、診察室のカーテンレールの位置を変更して頂くのに工務店の人がきてくれました。その際に、見慣れない道具を床に置きました。
機械好きの私は、目ざとく見つけて、その用途を尋ねました。その道具は自動で水平位置とって、レーザーを出すことで、正確な直線を壁や天井に示すことができる道具だったのです。そのレーザーも1本だけではなく、3次元でいわゆるX軸Y軸Z軸に3方向に直角な線を引くことができる優れものでした。その機能に驚くだけではなく、名前を聞いてもう一度驚きました。その名も”レーザーすみつぼ”、まるでドラえもんが叫びながらポケットから出しそうなネーミングに、再び驚きました。若い人はご存じないと思いますが、昔大工さんが木材を切ったりするときに、”すみつぼ”と呼ばれる道具を使って、木材に直線の印を付ける目的で使った道具です。
糸が墨の中をくぐり、糸をのばして木材に当てて、糸をパチンとはじくと、きれいな直線が木材につきます。今はその”すみつぼ”も電子化されて、さらにレーザーになって、自動で水平位置もとることができて、対象を汚すことなく印を付ける事ができるのは、私にとっては画期的でした。それになりよりネーミングの”レーザーすみつぼ”を聞いたとたんに、ドラえもんポケットを思い浮かばせる、一度聞いたら忘れないユニークさに引かれました。おもしろい道具があるのですね。