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【眼瞼下垂】前転法という呼び方

眼瞼下垂
2011.04.22.金曜日
眼瞼下垂 | 2011.04.22.金曜日

眼瞼下垂症手術は

保険点数上は
3つに分類されます。
眼瞼挙筋前転法、
筋肉移植法、
その他の方法、
の3つです。
この分類は、
保険を請求する際の
分類ですので
実際の医学的な
手術術式分類と
必ずしも一致しません。
特に、私は以前より
前転法という呼び方に
抵抗がありました。
眼瞼下垂症手術で
眼瞼挙筋を短くする場合
眼瞼挙筋を切って
短くするにせよ
切らずに、
たぐり寄せて
短くするにせよ
前転法というよりは
短縮法に近いです。
ではどうして
前転という言い方を
するのかを
先日の学会のときに
眼瞼部門に関する
研究発表の座長を
されていた
こまちクリニックの
土井先生がその理由を
教えてくれました。
眼瞼下垂手術における
”前転法”という呼び方は
眼科領域での使い方だ
そうです。
つまり、
眼球の位置に対して
前に引き出されて
眼瞼挙筋が前転する
手術方法なので
前転法と呼ばれた
そうです。
しかし、
実際の手術では
前転と言うよりは、
短縮やたぐり寄せに
近い方法ですので
前転法という呼び方は
あまり正確では
ありません。
全国の
形成外科や眼科で
共通に使用する
保険請求用の用語なので
今後変更されることは
ほとんど無いと
思いますが
現場の手術方法とは
少しずれてる
用語ですので
少々使いづらい感は
否めませんね。

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