眼瞼下垂手術をした
患者さんが、
本日来院された際に
今まで、
あがりにくかった腕が
手術後に楽に
あがるようになったと
教えてくれました。
そのほかの方も
眼瞼下垂手術後に
肩こりがなくなったとか
頭痛がなくなったと
言われる方が多いです。
実際に数えたわけでは
ありませんが、
私の印象として、
眼瞼下垂手術後に、
９割以上の方で
肩こり・頭痛が
解消します。
今まで、整骨院で
何でこれほど肩が
こるのかわからないと
言われていた方が
整骨院に行く必要が
なくなったと言われる
方もおられました。
この改善は、
お年を召されている
方だけではなく
若い人でも
共通して改善が
見られます。
事実、腕が上がるように
なったと教えてくれて
患者さんは、若い人です。
眼瞼下垂手術で
肩こりや頭痛が
改善するメカニズムは
信州大学松尾先生が
良く解説されています。
眼瞼下垂があると
眼瞼を上げる筋肉の
２本のうちの１本
ミュラー筋が
常に緊張している
状態となります。
ミュラー筋は
交換神経支配ですので
常に交感神経が
興奮している
状態となります。
この交感神経興奮状態が
他の筋肉も過常に
収縮させてしまい
常に、前額、頭部、頚部
肩周辺、顔面の筋肉が
リラックスできずに
緊張してしまいます。
眼瞼下垂手術をすることで
ミュラー筋の緊張状態が
改善されると
この
交感神経興奮状態が
解除されて、他の
筋肉もリラックスできて
肩こりや頭痛をはじめ
筋肉疲労の症状が
改善されます。
眼瞼下垂手術を
することで、
必ず肩こりや頭痛が
改善するわけでは
ありませんが
高い確率で、
多くの筋肉の
無駄な緊張が
とれることは
事実です。