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肝斑とトランサミン(トラネキサム酸)内服量

しみ
2011.01.25.火曜日
しみ | 2011.01.25.火曜日

肝斑には
トランサミン
(トラネキサム酸)の
内服が有効であることは
このブログでも
繰り返しお話させて
頂いています。
当院では、
トランサミンとして
1日1,500mgを
飲んで頂くことが
ほとんどです。
トランサミンは
錠剤で1錠250mgと
500mgがありますので、
それぞれ
1日6錠または3錠です。
トランサミンカプセルは
250mgですので、
1日6カプセルとなります。
トランサミンを
肝斑治療として
使う場合は
1日500mg未満だと
効果がないと
いわれています。
ですから、
最小限量で使う場合は
1日500mgとなります。
250mgの錠剤1日2錠
カプセルも1日2カプセル、
500mgの錠剤なら
1日1錠です。
実際の診療の場では
トランサミンの量は
各クリニックで、
先生方が独自の
お考えを持って
その量を決める
こととなります。
副作用の確率を
できるだけ下げるには
どのようなお薬でも
同じですが
量が少ない方が
副作用が少なく
なります。
ですから、
トランサミンも
少なければ良い
ように感じますが
少なくても
効果がなくては
意味がありません。
以前、
他院で肝斑に
一度トランサミンは
試してみたが
効果なかったので
あきらめたと
言われる方に
1500mgに増量して
飲んで頂いたところ
効果が出た方が
おられました。
現在、当院では
1500mgを出すように
なってから、
効かない人が
ほとんどなくなりました
市販されている
トランシーノ
(トランサミンの市販薬)は
1日750mgです。
市販薬で1500mgを
飲もうとすると、
倍になりますので
費用負担が大きくなります。
いったん、1500mgで
効果が出た場合、
そのまま継続して
頂いて問題ありませんが
お薬を長期間飲み続ける
のが気になる方は、
2ヶ月内服して、
1ヶ月間いったん中止して
肝斑が再発してきたら
内服を再開してください。
また、できれば
飲まないで
すましたいかたは、
今1500mg内服
している場合は、
1000mgに減らして
経過を診てください。
それでも再発がなければ
750mg、500mg、なしと
少しずつ減らしください。
ステロイドや
H2ブロッカーのように、
急にやめても
リバウンドで悪化する
ことはありませんが、
トランサミンを
中止することで、
じわじわと肝斑が
出てくることが多いので、
肝斑の再発がないことを
確認してから、
少しずつ減らすのが
良いと思います。

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