以前は肝斑には
レーザー治療は
禁忌であると
教えられました
確かに、
肝斑部分に
Qスイッチ
ルビーレーザーや
Qスイッチ
アレキサンドライト
レーザーを
照射すると
濃くなることは
良く経験しました。
しかし、
最近になって
肝斑にレーザーを
低出力照射したり
光治療を
低出力で行い
他の治療を
組み合わせることで
より効果があるとの
報告があります。
肝斑に
レーザーや光治療を
使う場合は
一般のシミにつかう
出力よりも相当
低めの出力で
冷却も強めに
冷やして照射
します。
どうしてレーザーが
肝斑に効くかの
メカニズムは
わかっていませんが
ひとつは、
レーザーや光に
色素が反応し
異物化して
早く追い出される
可能性と、
もう一つは、
肝斑は炎症の
一種と考えられていて
レーザーや光治療が
この炎症を抑えて
くれるのではないかと
想像されています。
私の印象では
肝斑に軽い刺激が
与えられて
皮膚のターンオーバー
が促進して、
肝斑の色素が
追い出されるのでは
ないかと考えています。
きっかけができることで
色素の排出が
速まるのだと思います。
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