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アイラインが引きにくくなる原因

目、二重 眼瞼下垂
2022.07.04.月曜日
目、二重 眼瞼下垂 | 2022.07.04.月曜日

 

昔はスッと引けていたアイラインがいつしか上手く引けなくなった、という方はいませんか?アイラインが引きにくくなることは、まぶたの老化サインの一つでもあります。

当院にもアイラインが引けないと訴える患者様がいらっしゃいます。そこで今回は、アイラインが引きにくくなる原因についてご紹介していきます。
原因をご紹介するとともに、その予防策についても解説します。
アイラインが引きにくいことで悩んでいる方はご参考にしていただけたらと思います。

アイラインが引きにくくなる原因の根本

アイラインが引きにくくなるという現象は、一体どんな原因が根本に隠れているのでしょうか?まずは、アイラインが引きにくくなる原因について掘り下げてみましょう。考えられる原因には以下の2つがあります。

● 皮膚のたるみ
● まぶたが落ちてくる

一見すると同じことを言っているようですが、メカニズムが違います。それぞれについて詳しくみていきましょう。

原因その1:皮膚のたるみ

アイラインが引きにくくなる原因の根本の1つ目は、皮膚のたるみです。皮膚がたるむということは、皮膚が余っているということです。

アイラインをきれいにスッとまっすぐ引こうとしても、余った皮膚がたるんで下がってくるため、邪魔になって思うように描くことができなくなるのです。
皮膚のたるみをひっぱり上げないと、真っ直ぐきれに引けないということです。

では、なぜ皮膚が余ってしまうのでしょうか?皮膚のたるみは年齢によるものですが、皮膚が年齢とともに柔らかくなり、弾力がなくなることが下がる原因に考えられます。

直観的に皆さんも理解できているとは思いますが、イメージとしてはカーテンの布が余ってくる感じで、まぶたが下がってくるわけです。この皮膚のたるみを改善しないと、アイラインを上手く引くことは難しいでしょう。

原因その2:まぶたが落ちてくる

アイラインを以前と同じような形にデザインできなくなった、という方はいませんか?
真っ直ぐきれいに引けなくなるというよりは、以前と同じようなアイラインが引けなくなった場合にはこの原因が考えられます。

まぶたが落ちてくる原因として、よくある原因には以下の2つがあります。

● 目の周りをこする癖
● ハードコンタクトレンズの使用

目がかゆくて頻繁に目の周りをこすっていると、皮膚が緩んでまぶたが落ちる原因となることがあります。さらに、コンタクトレンズの中でもハードコンタクトレンズが原因になることもあります。

これはハードコンタクトレンズが悪いというわけではなく、その装着・脱着のときの動作に原因があります。装着・着脱する際に上のまぶたを引っ張り上げてレンズを出し入れする方がいます。この動作をすると、余計な力が加わることでまぶたの筋肉が緩んでしまい、まぶたが落ちてしまう場合があるのです。

これらの毎日何気なく続けている行動や習慣によって、年齢を重ねたときにまぶたの状態が変わり、アイラインの引きやすさにも影響してしまうわけです。

その大半が「アイラインを引きにくくなった」という印象を持たれるようです。

ですから、「アイラインが引きにくいな」や「以前とアイラインが変わってしまったな」と感じた方は、まぶたの皮膚が余っている、まぶたを上げる筋肉が弱ってきている兆候・サインだと捉えてください。

アイラインのお悩みを解決するための治療法

では次に、まぶたや皮膚の変化によりアイラインが引きにくくなった場合の対策についてご紹介していきます。
アイラインをきれいに引きたい、つまり目元の印象を若々しく、美しくしたいというとき、どんな治療が可能なのでしょうか?

美容医療では主に次の3つの治療法があり、患者さんの状態や希望でお選びいただくことができます。

● サーマクールアイ
● 二重の埋没法
● 眼瞼下垂手術

それぞれどんな施術になるのか詳しくご紹介します。

①サーマクールアイ

年齢が比較的若く、まぶたの症状の進行が進んでいない方には、「サーマクールアイ」という治療がおすすめです。また、この方法はまぶたが落ちないようにする予防としても有効です。

サーマクールアイとは、高周波を上まぶたに照射することにより、皮膚の下の組織を引き締める治療法です。
実際の治療では、目を保護するためのコンタクトレンズを装着いただき、上から高周波のサーマクールを照射します。皮膚を引き締めてくれるため、まぶたの引き上げに効果があります。
その結果、今までのようにアイラインを引くことができるようになった方も多くいっしゃいます。

サーマクールアイは年齢が比較的若い、まぶたの症状があまり進行していない軽度な方におすすめです。ご自身に適応するかどうかは医師と十分にご相談ください。

②二重埋没法

次の方法としては二重埋没法があります。皮膚が余っている状態を解消するため、手術により皮膚を引き上げる方法です。
二重埋没法は外科手術になるため患者様の中には少し抵抗がある方がいるかもしれませんが、比較的安全で、小さい穴を右と左の上まぶたに開けるだけの簡単な手術です。
ダウンタイム(手術後に肌の状態が元の状態へと戻るまでの期間)も昔に比べると短くなっており、大きくメスを入れるような大袈裟な手術ではありません。

「少しアイラインが引きにくくなってきたな」というレベルの患者様の対策として選ばれても問題ない治療方法です。

③眼瞼下垂手術

最後にご紹介するのは、眼瞼下垂手術です。眼瞼下垂とはまぶたが何らかの原因により落ちてくることをいいます。

眼瞼下垂手術は、アイラインが引きにくい、またはアイラインが以前のようにデザインできない方にも対応する手術です。原因として眼瞼下垂によってまぶたが落ちてきている方におすすめです。

手術の内容としては、緩んだまぶたの筋肉を切って短くして、まぶたを上げるという方法です。先ほどの二重埋没法と比べると身体への負担が大きくなり、ダウンタイムも長めになります。

ただし、眼瞼下垂手術は、若い方や軽度の症状でおすすめする手術ではありません。当院でも軽度な症状で、眼瞼下垂手術をすることはほとんどありません。ある程度年齢が高くなってきて、まぶたの皮膚が余っているだけでなく、筋肉の上げる力も弱くなったことでアイラインが引きにくくなっている方の切り札的な選択肢です。

医師の適切なアドバイスで最適な治療を

今回紹介した治療法は、まぶたや皮膚がたるんで落ちてきたことで、アイラインが引きにくくなってきた方に対するご提案です。必ずしも全ての方に手術をおすすめするものではなく、メリットとデメリットを理解した上で治療法を選ぶことが大切です。

ただ、アイラインが引きにくくなったり、以前のようなデザインができなくなっているということは、まぶたに何らかの症状や変化が起き始めている可能性が高いといえます。

患者様のまぶたの状態などによって適切な治療は変わり、また治療内容により費用も異なってきます。まずは診察を受けていただき、お気軽にご相談いただければと思います。

患者様ごとに適切な対策・治療をご提案していますので、ぜひ当院にご相談ください。

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