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たるみを促進させるやってはいけない習慣ワースト5

しわ、小じわ、たるみ
2022.03.01.火曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2022.03.01.火曜日

 

たるみを改善したい、予防したいと思っている人は多いはずです。実は、毎日の生活の中でたるみを悪化させている習慣があることをご存知でしょうか?

今回は、たるみ治療として普段の習慣で「やってはいけないことワースト5」をご紹介させていただきます。
ここで挙げる習慣を意識することで結果的に10歳以上若い肌を保つことも可能になります。逆に、それを知らないまま過ごしていると、たるみが進行して10歳以上老けて見られてしまう可能性もあります。例えばあなたが40歳ならば50歳に見えてしまうこともあります。

ぜひ、この記事を読んで日頃のやってはいけない習慣を見直していきましょう。

やってはいけない習慣 第5位:奥歯に力を入れる、しかめっ面をする

やってはいけないこと第5位は、顔の筋肉に関する習慣です。
顔には、フェイスラインを下に引っ張る筋肉として「広頸筋」という筋肉があります。
この広頸筋は、広く薄い筋肉で口を「いー」としかめっ面をする時に、フェイスラインに出てくる筋肉です。
この広頚筋が、強く働きすぎると下に顔の組織を引っ張ってしまうことにつながり、結果として皮膚のたるみが強くなってしまいます。

たるみだけではなく、さらにはフェイスラインが崩れる原因にもなり、普段から広頚筋を発達させない工夫が必要です。

例えば、普段から「いー」と強く口角・顎に力を入れてよくしかめっ面をする方は注意が必要です。
寝てる間に無意識のうちに歯ぎしりをしている場合も同じです。
口角・顎だけではなく、奥歯に力が入ってしまう場合も広頚筋に力が入り、たるみにつながります。
緊張状態になると人は奥歯に力が入りやすいので、普段の生活からリラックスして緊張しないように心がけていきましょう。

いずれにしろ、たるみを進行させない習慣として、緊張せず、奥歯に力を入れないと、しかめっ面をしない生活を心がけましょう。

やってはいけない習慣 第4位:喫煙・タバコ

実は喫煙はたるみに大きく影響する要因の一つです。
私自身はもちろん喫煙者ではありませんが、タバコを吸うことで緊張がとれてリラックスする、仕事の集中力などが上がるという方もいます。タバコを吸うことにメリットもあると言う人もいます。

しかし、美容に関して言えば、喫煙のメリットは、まったくありません。

喫煙がたるみに影響を及ぼす理由は、末梢血管の循環が悪くなることです。タバコに含まれているニコチンによって、末梢血管がぎゅっと縮まります。末梢の血液循環が悪くなると、皮膚の血液循環も悪くなります。

皮膚の血液循環が悪くなると、肌の活性化・再生能力にも悪影響がおよび、いろいろな要因で皮膚が傷ついた際に修復する機能が低下してしまいます。

その結果、肌の老化につながり、皮膚のたるみを引き起こすのです。

たるみを防ぐためには、禁煙することが必要だと思います。まだ喫煙していない方でたるみなどの肌のことが心配でしたら、今後も喫煙しないよう強くおすすめします。

やってはいけない習慣 第3位:ダイエット

現在、ダイエットはいろいろな方法が行われており、全てのダイエットが悪いわけではありません。ダイエットでも、きちんとした栄養などの調整も行っているダイエットであれば問題ありません。

問題なのは、過度な間違ったダイエットです。

本来、脂肪が多いこともたるみの原因です。ダイエットで顔についている脂肪が少し減ると、脂肪の重さによるたるみは改善されることもあります。そのため、適切なダイエットであればむしろ好影響のこともあるのです。

しかし、過度なダイエットをしてしまうと、脂肪が減りすぎて相対的に皮膚が余り、皮膚のたるみの原因となります。

リバウンドもたるみの原因に

逆にダイエットに失敗して、リバウンドで太り過ぎてしまうと、脂肪自体の重みで皮膚がたるむこともあります。

そのため、ダイエット自体は悪いことではありませんが、適切な方法で計画性をもって行うことが大切です。過度なダイエットや継続できないダイエットは避けて、健康的なダイエットを行うようにしましょう。

やってはいけない習慣 第2位:紫外線

たるみを起こす元凶ともいえるのが「紫外線」です。
紫外線と言えば、シミという印象が強いかもしれません。しかし、紫外線はシミだけではなく、皮膚のたるみにも悪影響を及ぼすことが分かってきています。

紫外線の中にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)があります。特にUVAは波長が長いため、皮膚の深いところまで届いてしまいます。
皮膚の深いところまでいくと、真皮と呼ばれる皮膚自体を支える構造があります。
真皮組織にあるエラスチンやコラーゲンの構造をUVAで破壊されると、皮膚の組織がゆるくなります。その結果、皮膚のたるみにつながってしまうのです。
さらにUVAは、皮膚自体を再生させる線維芽細胞を傷つけます。
正常な皮膚の修復や再生ができなくなり、どんどん老化してしまい、たるみが悪化していきます。

紫外線対策は多くの方が実践されているはずですが、シミや日焼けだけではなくたるみにも関係することを意識することが大事です。日差しの強い夏場だけではなく、秋冬も通して一年中の対策が大切です。

今まであまり紫外線対策をしていなかったという人は、ぜひこの機会に毎日の紫外線対策を始めてください。

やってはいけない習慣 第1位:間違ったマッサージ

意外なことに、間違ったマッサージがたるみの原因になる習慣の第1位です。

美容のために顔のマッサージを行っている方も多いでしょう。もちろん、全ての顔のマッサージが悪いわけではありません。それは方法や力加減にもよります。

毎日朝晩もしくは夜1回など、美顔ローラーなどで強い力で顔をゴロゴロとマッサージしていませんか?

強いマッサージをしてしまうと、皮膚を支える靱帯という組織を伸ばしてしまうことにつながります。実はこの靭帯のゆるみがたるみの原因になるのです。

昔は、皮膚を支える靱帯という概念があまり知られてなかったので、美顔ローラーなどでマッサージをすることでたるみが改善されるという説もありました。

しかし、現在は解剖学が進化して、骨と皮膚をつなぐ靱帯という組織があることが分かってきました。強い力でマッサージをすると顔の靱帯が伸びてしまい支えがなくなり、皮膚がたるんでしまうのです。

美顔ローラーなどで強いマッサージを繰り返すと、逆に皮膚がたるんでしまうこともあります。
もちろん、全ての顔のマッサージが悪いわけではありませんん。例えば、顔がむくんだときにマッサージすることでむくみをとるのは良いことですし、肌の循環が悪いときにマッサージによって循環をすることは皮膚にとっても良いことです。
問題は強くやり過ぎることです。

厳密な基準はありませんが、週に1、2回くらいの軽いマッサージや、顔がむくんだときに少し循環を改善するために表面を軽くマッサージをすることは問題はありません。美顔ローラーは、適切な力加減と頻度を守って正しく使っていただければ良いかと思います。

まとめ

今回は、たるみのために悪影響となる習慣ワースト5をご紹介しました。
逆効果となる習慣を意識して行わないことで、肌を10歳、20歳若く保つことも十分に可能です。40代の方は30代、50代の方は40代、60代の方は50代の肌に見えるよう、日頃から悪い習慣はなるべく避ける意識を持っていきましょう。

ちょっとした生活習慣を意識すること、その積み重ねが数年後のあなたの見た目年齢にも大きく影響してきます。ぜひ皆さんもたるみを悪化させる習慣を避けるように心がけてください。

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