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【まとめ】プラセンタ注射の疑問ほぼ解決できます

プラセンタ プラセンタ注射
2022.11.18.金曜日
プラセンタ プラセンタ注射 | 2022.11.18.金曜日

 

プラセンタ注射についてはいくつかに分けてご紹介させていただきました。
今回は実際にプラセンタ注射についてよくいただく質問をまとめました。
前回の記事や動画も合わせてご覧いただければプラセンタ注射に関する疑問は大体解消されるのではないかと思います。

プラセンタ注射ってそもそも何?
プラセンタにも種類がある。注射や経口タイプの効果や効能の違い

何故、プラセンタ注射をすると献血できなくなるのか。

別の記事でも軽くご紹介させていただいたのですが、もう少し詳しく解説させていただこうと思います。
プラセンタ注射を1度でも打つと一生涯、献血ができなくなります。(輸血をしてもらうことは可能です。)
プラセンタは健康な人の母体の出産時の胎盤を原料に製造されます。
製造段階で3回の高圧滅菌が行われ、感染症を引き起こすウイルスや病原体は死滅された状態で製品化しています。
プラセンタ注射が開発されてから50年以上経過しますが、プラセンタ注射が原因とした感染症の症例は一例もない実績と歴史のある製剤です。
では何故、献血が禁止なのかというと、100%感染症を引き起こさないと言い切れないという理由からです。
製造段階で滅菌されますが、高圧滅菌でも死なないような病原体があった場合に感染リスクがあるからという理由です。
具体的にはクロイツフェルト・ヤコブ病という病気です。
このクロイツフェルト・ヤコブ病の病原体はたんぱく質と言われており、DNA遺伝子とは異なり、高熱でも死滅しない耐性があると言われています。
ですから、製造工程の滅菌処理でもクロイツフェルト・ヤコブ病の病原体を完全に死滅することを否定できないため、万一の可能性を考慮され、開発された間もないころにできたルールになります。
(今、もう一度ルールを作り直しされるとすれば、歴史もありますので、もしかすると、条件はかわるかもしれませんね)
もちろん、このクロイツフェルト・ヤコブ病が感染した症例は50年間一例もありません。
ただ、100%ではない以上、プラセンタ注射を打った方は献血を避けてください。

このお話をしますと、献血をしてはいけないという説明をちゃんと教えてもらえなかったという理由で、知らずに献血してしまった場合どうなりますか?と聞かれます。
仮に、プラセンタ注射を打った方の血液をもらったとしても障害はほぼないと言えます。実際、50年間、症例がありません。
また、プラセンタ注射を打ったことがある人かどうかは検査でわかるものではありません。本人が言わなければ調べようがありません。
ですから、エチケットとしてしっかり意識し対応する必要があります。

アメリカではプラセンタ注射は禁止されているけど、大丈夫?

実はアメリカではプラセンタ注射は禁止されています。
禁止された背景には、プラセンタによる感染症リスクではなく、プラセンタの製造工程に問題があり、製造禁止という風になったと聞いております。
ですから、不安は無用です。何よりも50年以上プラセンタ注射による感染症などの重大な副作用が起きた症例は一切ありません。
何よりも安全性の高い治療薬であることの証明と言えます。

妊娠中のプラセンタ注射は有効?

妊娠中のプラセンタ注射は有効ですか?とご質問を頂くことがあります。
基本的に妊娠中に体内に胎盤があるわけですから、何の支障もないと私は思います。
仮に、妊娠を知らずにプラセンタ注射を打っていたとしても問題有りません。
もちろん、胎児への影響も基本有りませんのでご安心いただければと思います。
ただ、妊娠中は体内に胎盤を保有するわけですから、わざわざプラセンタ注射をする必要性はないのではないかと私は考えます。

プラセンタ注射をすると太りますか?

プラセンタ注射自体に太るという作用は無いと思います。
プラセンタは肝臓の働きを活性化する作用があります。
ですから、体が健全化することで食欲が増し、体重が増えるということはあり得るかもしれません。

男性にもプラセンタ注射は有効ですか?

女性特有の症状への改善効果と同じように男性にも何か効果効能があるのか、と質問を頂くことがあります。
もともとプラセンタ注射は肝臓の保護作用、脂肪肝を改善する作用もありますので、性別問わず肝機能改善という効果は得られるかと思います。
それ以外にも、疲労回復などの効果もありますので、男性でも定期的に利用される方は多数いらっしゃいます。

プラセンタ注射は保険適用?

プラセンタ注射は条件を満たすと保険適用になります。
当院で使用するプラセンタ薬剤(ラエンネック)に関しては肝機能障害のある方は保険適用となります。
それと当院では扱っていませんが、もう一つのプラセンタ製剤(メルスモン)は更年期障害に対する治療の場合、保険が適用できます。

ただ、ラエンネックを保険適用するには肝機能障害を証明する必要がありますので、血液検査を行う必要があります。
仮に血液検査を行って、肝機能障害ではなかった場合、保険適用になりませんので、保険適用でプラセンタ注射を打たれるケースは限れていると言えます。

更年期障害の際、保険適用されるメルスモンも別の記事でもご紹介させていただきましたが、更年期障害の治療においてプラセンタを用いることはあまり主流ではありません。
もっと確立された治療法がありますので、わざわざプラセンタで更年期障害の治療を私から勧めることは極めて稀です。

やはり、保険適用でプラセンタ注射を利用する場合、限られた状態になります。
必要な時に必要な量を打っていこうとするならば、保険適用では賄えないということもありますので、当院では保険適用外で治療をさせていただいております。

飲むタイプのプラセンタでおススメはありますか?

国内で流通している経口タイプのプラセンタの原料は豚か馬の胎盤です。
豚や馬の原料のものがダメというわけではありませんが、オススメという意味ではやはり、人の胎盤を原料とした経口タイプのプラセンタがお勧めです。
プラセンタ注射を製造する日本国内メーカーが日本人の胎盤から経口タイプの製剤を海外販売用として製造しています。
人の胎盤を原料とした内服するタイプは国内では一般流通しておりません。ですから、一度輸出されたものを当院では逆輸入しております。
それが「ピュアプラセンタ」という経口タイプのプラセンタです。
この「ピュアプラセンタ」はクリニックでしか購入することができません。
エビデンスはありませんが、実際に飲み比べた方の意見を聞きますと、やはり人の胎盤からなるプラセンタの方が効果が良いと聞きます。
普段、プラセンタ注射を打たれる方が長期の旅行なので、打てない場合に買われる方がいらっしゃいます。
詳しくは当院のHPにもご紹介しておりますので、よろしければご確認ください。

日本人向けヒト胎盤サプリメント「ピュアプラセンタ」

疲労回復ならニンニク注射とプラセンタ注射どう選べばよいですか?

プラセンタ注射は身体の中から元気になっていくという作用です。
ですから、慢性的な疲労に有効です。
ニンニク注射は筋肉疲労に有効です。
例えばスポーツや重労働による疲労です。
ニンニク注射はニンニクを入れるわけではなく、主成分はビタミン剤です。
ですから、短期間の筋肉疲労を中心とした疲労に関してはニンニク注射、慢性的な疲労にはプラセンタ注射という感じです。
もちろん、両方いっぺんに注射しても問題ありませんし、ダブルで効果を得ることができます。

プラセンタ注射をすると乳がん発生確率は上がりますか?

プラセンタ注射をするとごく稀ですが、女性の場合、胸が張ったり大きくなる作用があると言われています。
しかし、ホルモンが入っているわけではありませんので、乳がんのもとがあったとしても、プラセンタ注射で大きくなることは原則ありません。
ですから、乳がんに対して影響はないと考えてもらって問題ありません。

 

プラセンタ注射についてYoutubeでも動画をアップしております。
より分かりやすく解説しておりますので、是非動画もご覧ください。

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