家庭教師先お姉さんとの”出会い”の物語は、”医師へのあこがれ”カテゴリーから、”出会い”カテゴリーに引っ越しました。
医学部1年生になって初めての家庭教師先の生徒は高校2年生の女の子でした。福井県でも優秀な高校の生徒でしたので、教えることに苦労はありませんでした。
彼女には2才違いのお姉さんがいました。高校を卒業し、お父さんが経営する建築関係の会社に勤めていました。
いつの頃からか、妹さんの授業が終わることに、お姉さんがお菓子などを持ってきてくれていたので、話をするようになりました。
最初は妹さんを含めて、3人で話すことが多かったのですが、いつの間にか、お姉さんと私と
ほとんど、ふたりで話すようになりました。
お姉さんとは、私と年齢がひとつしか違わなかったので、話も良く合いました。話に夢中になって、12時近くまで話し込むこともありました。
自然と二人の距離は近くなっていきました。しかし、こうして楽しく話し込んでいる、二人の間には、高い高い壁があることを、そのときは、ふたりはまったくわかっていませんでした。
(つづく)