当院附属のエステサロンは、この9月に心斎橋に2号店を出店します。順風満帆にみえる、エステ部門ですが、ここまでになるには、長い長い道のりがありました。
約5年前、当院の開院とともに、エステサロンは同じ3階フロアで、3分の1フロアでエステが、3分の2フロアでクリニックが営業していました。
エステのベッド数は3台で、スタッフは妻の店長とエステティシャンと受付の3人で、処置ができるスタッフは実質2人きりでした。
その後、開業1年ほどたった時期に、階下2階のテナントが開いたのを機に、エステを2階に移転する計画が持ち上がりました。
一気に1フロア50坪への3倍の拡張となります。当時、エステ単独では、まだそれだけのインフラを生かし切れるまでは、成長していませんでした。
現状3ベッドであれば、キャパシティーが小さいので業績も頭打ちになりますが、逆に、経費は少なくてすみ、リスクは少なくなります。
店長の妻はいつもの口癖で”大丈夫、大丈夫”と言います。しかし、その言葉に具体的戦術的考えのあってのことではありません。また、この大きな舵をきる決断をするのは、院長である私です。
悩んで悩んで考え抜いた私の結論は、エステ移転拡張でした。
しかし、この業務拡大には相当無理があることを、私たちはエステの移転改装後に思い知らされます。
(つづく)
メディカルエステ | 2009.07.31.金曜日