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【小顔】ボトックスで逆に咬筋が膨らんだ

プチ整形 ボトックス
2014.09.02.火曜日
プチ整形 ボトックス | 2014.09.02.火曜日

先日、他院で小顔ボトックス(エラボトックス)の処置を受けられた患者さんが、逆に注射前よりもエラ部分(咬筋)が膨らむようになってしまったと、当院に相談に来られました。

本人さんに奥歯を噛んで頂くと、たしかに外から見てもわかるくらい、ブクッとエラ部分(咬筋)が膨らみました。触診すると、もっとはっきりわかり、特に咬筋の後方が強く膨らんでいました。

小顔(エラ)ボトックスで注射をする部分は、咬筋とよばれる比較的大きな筋肉です。目尻や眉間のシワを取るボトックス治療の際にターゲットとなる筋肉に比べ遥かに大きく太く分厚い筋肉です。

小さく細い筋肉にボトックスを効かせる場合は、仮にすこしずれてボトックスをうっても、ボトックス自体が筋肉親和性がありますので、少々打ち方が曖昧でもしっかり効果が出ます。

しかし、小顔(エラ)ボトックスのターゲットとなる咬筋は大変厚く大きな筋肉ですので、しっかり筋肉内にボトックスを狙い撃ちしないと期待する効果を出すことができません。

解剖学的にも咬筋付近には顔面動脈や顔面神経下顎縁枝など注意しなければいけない組織があります。それほど難しいことではないのですが、簡単に思えるボトックス治療や、ヒアルロン酸注射などのフィラー治療でも、解剖学的位置関係や構造をしっかり把握して治療することが大切ですね。

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