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医師へのあこがれ(その26)

医師へのあこがれ
2009.05.23.土曜日
医師へのあこがれ | 2009.05.23.土曜日

 長時間待たされた、叔父からの電話は、福井医科大学合格の連絡でした。
 案の定、叔父は、私の合格を確認後、大学の公衆電話が埋まっていたので、大学を出て福井駅に向かい、福井駅で電話をしようと思ったらしいのですが、敦賀行きの列車があったので、そのまま乗り込み、敦賀まではゆっくり普通列車で戻り、敦賀まで到着したらここまで来たのだから、わざわざ公衆電話から連絡するまでもなく、自宅に戻ってからと思って、最終的にご自宅から電話をしてくれました。
 二次試験終了後に、叔父に会ったときに、私の雰囲気が結果に自信ありげに見えたらしく、特に結果に心配していないと思ったらしく、のんびり連絡をくれたそうです。確かに、悪い結果を待たされて知らされたら、ショックは大きいですが、さんざん待たされても、良い結果であれば逆に喜びが大きくなります。果報は寝て待てとはこのことでしょうか。
 現在でしたら、合格発表は殆どの大学でインターネット発表となっているので、このような心配や待たされる間の不安を感じることはありません。携帯電話もインターネットもない当時だからのエピソードです。
 こうして、ひとりの青年が医学部の門をくぐることとなりました。10才のときに、左腕骨折と手術を経験し、医師にあこがれるも現実を目の前に何度もあきらめ、しかし、一度しかないこの与えられた人生を、挑戦することなく終わりたくなかったので、努力を続けました。
 私のこの医学部合格を、私が10歳の時からずっと信じ続けてくれた人がいました。親でもなく、親戚でもなく、まして何度も私自身があきらめたことがあったのに、10年近くも昔に無邪気に少年が語った夢をずっと憶えていてくれた人がいました。
(つづく)

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