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医師へのあこがれ(その25)

医師へのあこがれ
2009.05.18.月曜日
医師へのあこがれ | 2009.05.18.月曜日

  私が福井医科大学を受験した当時は、合格発表を在校生が電話で伝える合格電話のアルバイトがありました。北陸、近畿、中部を中心として全国から学生が集まるので、当日大学キャンパスまで確認に来るのは一苦労です。合格発表掲示を学生がメモして、全国に電話をしていました。
 私の場合、敦賀の叔父が合格発表当日に、大学まで見に行ってくれるとのことでしたので、その電話には申し込みませんでした。
 合格発表は午後1:00くらいだったような気がします。ある程度、2次試験は手応えがあったので、余り心配はしていなかったのですが、それでも蓋を開けてみるまでは、結果は分かりません。
 午後1:00大学では、講義棟正面に合格者の受験番号が掲示されたはずです。当時、携帯電話など全くない時代です。大学構内の公衆電話で数は限られていて、それも合格電話のアルバイト学生で占領されているので、叔父からの電話は1:00すぐには無いだろうと思っていました。
 30分くらい経過しても、いっこうに電話が入りません。学生がそれほど長く電話を占有しているのか、またはその姿を見て、叔父は大学を出て既に福井駅に向かっているのかもしれないと思いました。大学から福井駅までは、バスで1時間近くかかり、電車を乗り継いでも同じくらいの時間がかかります。
 大阪の自宅で私は、そわそわしながら、叔父からの電話を待ちました。大学を出たとして福井駅に到着するのが1時間後くらいですので、それくらいの時間には、福井駅の公衆電話から連絡してくれるだろうと想像しました。
 しかし、大学での合格発表後の1時間を経過しても、まだ連絡がありません。そのころになると、もしかして、結果が不合格であって叔父が伝えにくいのではないだろうかと、不安になってきました。
 その後も、待てども待てども電話は入りませんでした。合格発表から4時間近く経って、電話が鳴りました。待ちくたびれた私は、私の親からの確認の電話かと思って、受話器をとりました。父の声に似ているけど、明らかにアクセントが違う叔父の声でした。
(つづく)

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One thought on “医師へのあこがれ(その25)

  1. 医師への憧れ本当に医科大学が非常に高い需要に人気があるhelpful.Fukuiされる非常に良い投稿です。

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