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【シワ】ボトックスの類似品と副作用の関係

しわ、小じわ、たるみ
2013.12.14.土曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2013.12.14.土曜日

シワの治療に用いられるボトックスには、様々な類似品が出回っています。ボトックスはアラガンという会社が製造していますが、安価な韓国製や中国製の他社製品も多く出回っています。

前回このブログで、目尻ボトックスの副作用として複視を紹介しましたが、今まで当院では、多くの人が、目尻ボトックス治療を受けられていますが、今まで複視の副作用が出たことがありません。

その理由を考えたとき、当院ではアラガン社製の正規のボトックス以外は使わないからではないかと気づきました。

アラガン社製のボトックスは、他社製の類似品に比べてやや分子量が大きいので、同じ力価(単位)でも、分子自体が重いので、注射した部分から過剰に広がらないのではないかと思います。

このことは、他の部位でも他の先生でも経験されることで、前額しわ取りの注射でも、アラガン丸社製ボトックスは注射した部分だけきちっとしわが消えるのに、他社類似品の場合は注射した部分より広範囲に効きすいて、まぶたが重くなる副作用が出やすくなることを、今まで経験されたことがあるそうです。

この副作用を避けるためには、分子量を大きくすれば、期待以上に拡散せず副作用が防げるのですが、分子量が大きくなると、たんぱく成分が増えるために、抗体ができる可能性が高くなります 。

一度、抗体ができてしまいますと、それ以降はボトックスがほとんど効かなくなってしまいますので、抗体を作らないように余分なたんぱく成分を極力減らして、新しいアラガン社製にボトックスも製造されているとききます。

今後さらにアラガン社製のボトックスも分子量が小さくなり抗体ができる確率が減る代わりに、もしかすると拡散しやすい傾向が出るかもしれません。

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