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医師へのあこがれ(その13)

医師へのあこがれ
2009.01.27.火曜日
医師へのあこがれ | 2009.01.27.火曜日

 医学部に行くと決め予備校に通い始めてからは、トイレと食事と寝る時間以外はすべて勉強に費やしました。もちろんテレビを見ることもありませんでしたので、この年の流行曲は全く知りません。電車の中でも、たとえ周囲の人に煙たがられても、寸暇を惜しんで教科書を開いて勉強しました。電車の中ではいつも国語の勉強をするのが常でした。
 臥薪嘗胆とまではいきませんが、両親には予備校の入学金など余分な出費をお願いしたので、自分自身も節約に心掛けました。たとえば昼食は予備校の地下食堂で安いメニューの焼きめしだけをいつも食べていました。
 浪人時代に節約をしているのは私だけではありませんでした。予備校で同じだった同級生のSくんはこの食堂でライスだけを注文して、昼食をすませることがありました。Sくんは大変優秀で、浪人時代にフランス語の勉強を始めて、後の共通1次試験外国語はフランス語で受験し、見事京大文学部に合格します。
  予備校で学んだことは、勉強方法です。受験の為にどうすれば効率的に成績を上げることができるのか。そのためには、何を憶えれば良いかを教わりました。また、効率的な問題の解き方を教わりました。高校では、問題を解くのに便利な方法があっても、建前があり高校教育での範囲を逸脱した指導はできません。
 たとえば、方程式を使う方が早いのに、小学校では鶴亀算を使うのと同じように、高校では教えてくれない便利な解き方を予備校では多く学びました。
 予備校の指導方法や指導方針を疑う余地はありませんでした。それが許されなかったわけではなく、今まで本格的な大学受験勉強をしたことが無かったのですがら、わたしは藁をもすがる思いで言われるとおりに勉強しました。
 私の通っていた予備校はJR天王寺駅北口を右に折れ、玉造通り沿いに数分下った場所にあります。まさか、25年後に、毎日通るこの歩道横の、このビルで開業することなど考えもつきませんでした。
 目標はただひとつ、医学部に合格するために、試験で1点でも多く取ることで、その後の人生設計など何も考えず、ひたすら勉強だけをしていました。(つづく)

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