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俵屋の魅力(その3)

日常
2009.01.26.月曜日
日常 | 2009.01.26.月曜日

 私たちが俵屋旅館に到着したのは、予定時間より2時間ほど早い時間でした。お部屋の簡単な説明をうけた後、お風呂場をのぞくと、すでにお湯がはってありました。
 少なくとも私たちが到着する相当前から、お湯がはられていたはずですが、さめていませんでした。その保温力は、この湯船が”槙”でつくられているからだと知りました。
 ”まき”といえば、”薪”を思い浮かべるのですが、燃やす薪ではなく、木の種類としての”槙”です。
 槙の湯船は檜の湯船ほどにおいは強くないのですが、その保温力は大変優れていて、湯はさめることがなく、次の日の朝までほとんど足し湯をする必要がなく、すぐに入いることができて、温泉でなくとも快適に入浴できました。
 この槙の湯船は、”洗い屋”と呼ばれる専門の職人さんが、1年に2回磨くそうです。新品に近い状態に見えるきれいな槙の木肌を維持するには、手間と労力が必要で、その費用も少なくはないと思います。それでも、俵屋旅館では、洗い屋さんの手を借りて、手間をかけてこの槙の湯船を維持されています。
 昔は、木の湯船は珍しくなかったのですが、その手入れの煩わしさから、一般家庭からはほとんど姿を消しました。ガスや電気で暖め続けることで、保温力が低い湯船でも24時間暖かいお風呂に入ることができますが、環境に良いとは言えません。しかし、先人の知恵としての、槙の湯船はエネルギーを無駄にすることなく、地球に優しいお風呂だと思います。(つづく)

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