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【眼瞼下垂】切るだけで開眼改善

眼瞼下垂
2012.01.07.土曜日
眼瞼下垂 | 2012.01.07.土曜日

眼瞼下垂の手術をされている先生と話をしている時に、皮膚を切開するだけで、目の開きが改善することありませんか?と質問を受けることがあります。
確かに眼瞼下垂手術の経過途中で、皮膚切開をして、眼瞼挙筋やミュラー筋にまったく処置を加えない状態にもかかわらず、開眼状態が良くなることがあります。
正確に書きますと、上眼瞼に麻酔の注射をした後、皮膚を切開し眉毛側の皮弁に含まれる眼輪筋の底面を剥離すると、眼窩隔膜や眼窩脂肪が確認できます。
脂肪の少ない人は眼瞼挙筋が、眼科隔膜の下に透けて見えます。脂肪の多い人は眼窩隔膜を切開して、脂肪を圧排すると、眼瞼挙筋が確認できます。
この時点で、眼瞼挙筋に直接操作を加えなくとも、開眼状態が改善することがあります。
剥離だけで開眼状態が改善する現象は、術前から強く目を閉じる癖のある人に多いように思います。眼瞼挙筋が眼瞼をあげて目を開けようとしても、眼輪筋の強い収縮で目を十分開けられないのかもしれません。
これはあくまで私の個人的意見ですが、この現象が起こるメカニズムを考えました。眼輪筋は目を閉じる筋肉です。眼瞼挙筋は目を開ける筋肉です。ですから、眼輪筋と眼窩隔膜とを剥離して引き離すことによって、眼窩隔膜の下のにある眼瞼挙筋の自由度があがるのではないでしょうか。

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