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【映画】コクリコ坂から

映画
2011.07.22.金曜日
映画 | 2011.07.22.金曜日

先日、映画”コクリコ坂から”を観てきました。結論から先に書きますと、大変良い作品でした。石坂洋次郎さんの”青い山脈”や、三島由紀夫さんの”潮騒”を読んだ後に近い感覚がしました。主人公二人の距離感の描写が丁寧で、異和感なく描かれていました。場面場面にぴったり合った音楽も、自然に物語に溶け込んでいて、すがすがしく心地よく伝わってきました。

挿入歌の多くは、監督である宮崎吾朗さんの作詞で、手嶌葵さんが歌っています。手嶌葵さんの歌声は、かぼそくカスレ気味なのですが、逆にそれが映画全体の雰囲気と調和していて、この作品をしっかり引き立てています。
ジブリ作品に特徴的はメッセージ性よりは、この作品の特徴を私は純文学のような芸術性だと思いました。映像として表現するときに、ともすれば陳腐になりがちな主人公の出生にかかわる謎をどのように扱うかを、脚本を書かれた宮崎駿さんは苦労されたと思います。さらに、その脚本を見事な音楽と映像でしっかり表現された宮崎吾朗さんはすばらしい監督だと思います。
 
それに、舞台が昭和34年なので、映画に出てくる景色や調度品は、昭和36年生まれの私には、すべてが懐かしく”あったあった”と、ひとつ違いの妻と目を合わせました。また、以前横浜の学会で行ったときに、シーフードドリアを食べたNew Grannd Hotel が出てきたときは、”行ったよね”と声を上げそうになりました。
 
もう一度観たいと思う作品に出会いました。私たちの年代の人はもちろん、若い人でも楽しめる作品です。ハリウッド映画には決して真似のできない日本が誇る傑作アニメだと思います。  
私は早速、手嶌葵さんのCD”コクリコ坂からの歌集”を購入しました。私はサントラ盤も購入しましたが、どちらか1枚を購入するなら、手嶌葵さんのCD”コクリコ坂からの歌集”をお勧めします。
 

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