当院でしみ治療に使っている、フォトブライト(光治療機、IPL)は一昨年12月に日本に上陸したばかりの最新鋭機です。当院には昨年8月に導入し、今まで多くの方のしみ治療に使わせていただき、好評をいただいています。
一般的しみとしての日光色素斑や老人性色素斑、ソバカスに効果があります。設定次第では薄い肝斑にも効果があります。Qスイッチレーザーのように、テープを貼る必要がありませんので、ダウンタイムなく人知れず治療できることも人気の原因です。
しみをとる光治療機で大切なのは波長です。しみに有効で治療に必要な波長だけを残して、有害波長の光を如何に取り除くかが大切です。フォトブライトは、しみにもっとも有効な波長が出るように最初から、日本人の肌(正確にはアジア圏の人の肌)に設定されており、細かい設定に悩まされることなく、治療が可能です。
今回当院に光治療機を導入するにあたり、他の機種も業者さんからお借りし比較検討しました。A社の機種は高周波治療器が付属した複合治療器で、タルミにも効果がある機種でした。大差はないのですが、シミ治療に関しては他の機種と比べて、少しだけ弱いように思いました。しかし、A社最新機種はその点が改良されていて、シミ治療部分がより有効になっているそうです。B社の機種は光治療機としてはもっとも歴史があり名前も通っている機種でした。パラメーターを細かく設定でき、光治療の内容をカスタマイズできる機種でしたが、逆にその細かさが設定の煩わしさとなり設定選択の難しさがありました。光治療機としてもゴールデンスタンダード機で最後まで悩みましたが、最終的に当院ではキュテラ社製フォトブライトを導入しました。
しかし、どんな治療器も万能ではありません。肝斑の治療の際には、必ずトランサミンの内服併用が必要です。また、あざにはあまり効果ありません。あざも少し薄くなることはありますが、シミほどはとれません。さらに、フォトブライト治療でごくまれに、シミが酷なる場合があります。この場合はフォトブライト治療を中止し、症状に応じてイオン導入やハイドロキノン軟膏を用いた治療に切り替えます。
しみ | 2008.05.14.水曜日














