今日は、大阪市内の道修町に用があって出かけ、ちょうどお昼時だったので美々卯で昼食をとりました。道修町は”どしょうまち”と読み、昔から薬問屋さんが多く、谷崎潤一郎の小説”春琴抄”の舞台になっているのでご存知の方も多いと思います。
美々卯は大阪堺の老舗料亭で、うどんすきが有名です。一般にはうどんは煮込みませんが美々卯はうどんを煮込むうどんすきを考案し、そのうどんを鍋から取りやすいようにうどんすき専用の鍋も考案しています。このことは漫画”美味しんぼ”に詳しく書かれています。
今日は少々蒸し暑かったので、熱いうどんではなく冷たいぶっ掛けうどんを注文しました。うどんはつやがよく、こしがしっかりあってちょうどよい歯ごたえでした。のどごしもよく、そばほど香りは強くないですが、うどん独特のうまみがあって、期待が裏切られることはありませんでした。
入り口を入ると都心と思えないくらいの静寂と落ち着いた雰囲気の中庭があり、別世界のようです。普段の喧騒から離れ、安らぎをいただきました。
未分類 | 2011.05.20.金曜日