私の妻は
現役女子大生です。
このように書くと、
大変年の離れた
２０代の若妻を
想像される方が
ほとんどだ
と思いますが
残念ながら
そうではありません。
私と妻とは
ひとつ違いで
私は４９歳、
妻は４８歳です。
では、なぜ現役
女子大生かと
言いますと、
彼女は、
早稲田大学
人間科学部
健康福祉科学科の
e-schoolに籍を置く
早稲田大学の
学生なのです。
いわゆる通信教育
ですが、
侮る事なかれ。
彼女は、
選抜試験では
３倍以上の競争を
勝ち抜き
入学したのです。
授業も試験も
レポート提出も
ほぼ通学学生と
変わりません。
締め切り近くなると
大変で、徹夜する
こともあります。
普段の小テストや、
定期テストも、
インターネットで
受けることが
可能なのです。
試験問題も
良くできてきて
簡単な問題でも
調べる時間がない
くらいに問題数が
多かったり、
簡単に調べられないくらい
難しい問題であったりと
大変工夫されています。
英会話の授業は
携帯電話に
外人の先生から
直接電話が
かかってきて
英会話の授業を
するのですから
驚きです。
しかし、中でも
圧感なのは。
その授業の内容が
どの授業も
アップデイトで
すばらしい内容で
講師陣が一流の
先生であることです。
時々、
妻がインターネットで
授業を受けているのを
横からのぞくのですが、
充実した内容が多く
見入ってしまいます。
さすが早稲田です。
たとえるならば、
教育テレビの
授業番組とは違う
クローズアップ現代や
ＮＨＫ特集を
見ているような
感覚です。
私たち社会人にとって
すぐに役立つ
内容ばかりで
よく、大学にありがちな
古くささや、錆び付いた
内容はひとつありません。
早稲田大学の学生は
これだけの貴重な授業を
受けることができるのに
画面から伝わってくる
教室の雰囲気は
意外にも活気なさそうで
授業中に雑談をする
学生もいるようです。
確かに、
３０年前の私が
これらの授業を
聞いても、
ピントこない部分も
多かったかも
しれません。
しかし、
今見させて頂くと
高い授業料を払っても
あまりあるくらい
重要な内容を含む
講義ばかりです。
学生諸君。
今は身にしみて
必要ないように思えても
大学での先達の教えに
無駄はありません。
授業はきっちり出て、
先生の言葉の
一字一句を
逃さないくらいの
気概で吸収してください。
きっと、実になりますよ。
追伸、
私は高校時代に
五木寛之さんの
青春の門を読んで
早稲田大学に
あこがれ、
物理が得意だったので
理工学部を受験
したかったのですが
経済的理由から
受験することも
許してもらえ
ませんでした。
ですから、
大隈講堂を背に
早稲田大学内を
妻と歩いたときは
感慨深いものが
ありました。
歴史のある
総合大学のもつ
有形無形の財産を
感じました。

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