先日、訪れた上海で
リニアモーターカーに
乗りました。

1970年大阪で行われた
万国博覧会の日本館で、
リニアモーターカーの
空気を切り裂くような
流線型の模型が
走っていた姿を、今も
はっきり覚えています。
当時、
小学生であった私は、
大人になる頃には
リニアモーターカーが
実際に日本で走っている
と信じていました。
しかし、残念ながら
日本国内ではまだ、
営業走行にはいたらず
中国上海での
初体験となりました。
リニアとは対照的に
新幹線は、車輪の
摩擦で加速します。
ですから
新幹線は、速度を
上げるためには
摩擦力を上げる
必要があります。
摩擦力を上げるためには
車体の重さを大きくする
必要があります。
重たくなると、必然的に、
速度が遅くなります。
新幹線のような、
車輪で動く乗り物には
物理的に、速度の
限界があります。
リニアモーターカーには
車輪がありませんので
車重を重くする必要がなく
小さい力で簡単に速度を
あげることが可能なのです。

実際のリニアは、
滑らかに動き出し
力強い加速で、
あっという間に
時速200km達した。
その速度のままで、
カーブをカントをつけて、
曲がっていく瞬間は、
まるで飛行機に乗って
いるような感覚でした。
直線で、
リニアはさらに速度を上げて、
時速400kmを超えました。
羽がついていれば
飛ぶことができる速度です。

もちろん、
上海出張の目的は
リニアに乗ることでは
ありませんが、
科学少年だった
子供のころの夢が
かなって感激しました。
ちなみに、上海では
リニアモーターカーではなく、
磁気浮上(magnetic levitation)の略称MagLevと呼ばれていました。

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