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【眼瞼下垂手術の概略】まぶたの手術は難しい!?<徹底解説>

眼瞼下垂
2021.03.29.月曜日
眼瞼下垂 | 2021.03.29.月曜日

 

「眼瞼下垂の手術はどのような方法で行うの?」「手術は難しくないの?」と、眼瞼下垂の手術について不安や疑問を抱えている方はいませんか?

今回は、当院で行っている眼瞼下垂手術の内容と、手術を受ける医療機関の選び方についてご紹介します。詳しく話せば2時間ほどかかる内容ですので、今回は簡単な概略となりますが手術の大まかな流れと内容は一通り理解していただけると思います。

なお、ここで説明する眼瞼下垂手術の方法はあくまでも当院における内容となります。医療機関ごとに手順内容は異なるので、その点を踏まえた上でご参考にしてください。

眼瞼下垂手術の概略

眼瞼下垂手術の当日の流れを診察からの手順をステップごとに紹介します。
最初は座った状態のままで、手術後のまぶたの形を相談して決めていきます。

STEP1:二重の幅の希望リサーチ

眼瞼下垂手術後のまぶたの幅について患者様からの要望を伺います。
通常、眼瞼下垂手術を行うとまぶたは二重になりますが、その際のまぶたの幅を希望を前もって確認してお互いに認識を合わせていきます。
その後、最終的に決めた二重の位置にペンでマークキングした状態で手術室に入っていただきます。

手術室でもう一度、患者様に目を閉じてもらった状態で最終的なまぶたのデザインを行い、目を開けてもらった状態で最後にもう一度ラインを引きます。
さらに、まぶたの皮膚がどの程度余るか、適切な幅になるかなども合わせて確認していきます。
なお、当院では眼瞼下垂手術は保険適用で行うため、まぶたのデザインについて細かい要望は受けておりません。二重まぶたのデザインに細かな要望がある方は、美容外科クリニックなどの受診をおすすめしております。

STEP2:麻酔をかける

患部を消毒して、手術中に痛みを感じないようにするため麻酔を行います。
なるべく皮下の内出血が起こらないように、丁寧に麻酔薬を注入していきます。

STEP3:皮膚を切開し、眼瞼挙筋を探す

麻酔がかかったことを確認したら、いよいよ手術を開始します。
最初に二重のラインに沿って皮膚を切っていきます。

次に、眼瞼下垂の一番の原因となる「眼瞼挙筋」という筋肉を探します。眼瞼挙筋という筋肉は、非常に薄い膜のような筋肉で見た目は少しカーテンのような形になっています。眼瞼挙筋が、ズレたり、弱ったり、外れたりすることで眼瞼下垂は引き起こされています。
眼瞼挙筋を捉えたところで、筋肉の位置のズレや緩さなどの程度をチェックします。

STEP4:眼瞼挙筋を元の位置に戻して縫う

ここからが、眼瞼下垂手術の中で一番大事な手順になります。眼瞼挙筋の位置を元の位置に戻して縫っていきます。
眼瞼挙筋が弱っているだけの場合には、眼瞼挙筋の薄い筋肉を引っぱって縫うことで、まぶたの位置が元のように改善されます。
イメージとしては、眼瞼挙筋を短くする作業をしていると思っていただけると分かりやすいと思います。

STEP5:最後は縫合

眼瞼挙筋を本来あるべき位置に戻したら、最後は患部の縫合です。
目を開けやすくなったことを確認してから、まぶたの皮膚を縫い合わせて終了です。

ザックリと解説してきましたが、ここまでが眼瞼下垂手術の概略です。
手術の流れは概ね理解できたのではないでしょうか?

眼瞼下垂手術は難しい?!

ここからは眼瞼下垂手術の難易度についてお話しさせていただきます。
当院でも患者様から、「眼瞼下垂の手術は難しいか?」とご質問を受けることがあります。

正直にお話しますと眼瞼下垂手術は、難しい手術と言えます。
一般的には、形成外科・美容外科などの医師になったばかりの人が行うような手術ではありません。ある程度の基礎的な訓練・経験を積んでから行うべき手術だと考えます。

眼瞼下垂手術は、単に眼瞼挙筋を探して切って短くし、縫うだけ、という単純な手術ではありません。実際には非常に細部まで気を配る必要があり、熟練した技術と豊富な手術経験が必要なハイレベルな手術です。

当院でも、医師は常に初心を忘れることなく謙虚な気持ちで手術に慎重に臨んでおり、良い結果を出すために日々訓練と研究を重ねております。

眼瞼下垂手術が難しい理由

では、どの辺りが眼瞼下垂手術が難しいのかについて、もう少し掘り下げていきます。

眼瞼下垂手術は単に「切って縫って終わり」というわけにはいきません。
以下のポイントに注意して患者様のまぶたを慎重にチェックしていきます。

● 眼瞼下垂の原因がどこにあるのか
● 構造的に眼瞼下垂がどうして起こっているのか
● 眼瞼下垂の程度はどのレベルなのか

原因の究明を行った上で、最終的な形をイメージして確実に治療していきます。
もちろん、最終的なまぶたの形も患者様の要望にできるだけ応えられるよう配慮する必要があります。

適切な手術を行うためには、次のようなポイントを押さえて切り方1つから細心の注意をしなければなりません。

● 切る場所
● 切る方向
● 切る深さ
● 筋肉の長さ
● 筋肉を縮める場所

以上の要素を総合的に判断して様々な可能性を考えながら行う必要があるため、一般的に眼瞼下垂手術は難しい手術に分類されています。

厳密にはここでは話しきれませんが、ざっくりと眼瞼下垂手術の技術や注意点は20や30ではなく細かく言えば100ポイントくらいある、と言っても大袈裟ではありません。それほど眼瞼下垂手術は単純なものではなく、総合的な技術と知識、医師のスキルと経験も必要な手術ということになります。

眼瞼下垂手術を受ける医療機関の選び方

難しいと言われる眼瞼下垂の手術をどこで受けるかが、その結果を大きく左右するといっても良いでしょう。そのため、医療機関の選び方は非常に大切です。

まず、眼瞼下垂手術を専門として行っている医療機関を選ぶことがポイントです。
なるべく眼瞼下垂手術の経験が多い医療機関が理想ですが、症例数まではホームページなどでは判断が難しいため、「専門」と謳っている医療機関を選ぶと良いでしょう。
もちろん、眼瞼下垂手術の経験が多くなくても素晴らしい技術をもった医師もいますが、理想的なのは眼瞼下垂手術を専門としている医療機関です。

つかはらクリニックは眼瞼下垂専門で全て保険適用!

当院は形成外科として眼瞼下垂を専門にしており豊富な治療経験がございます。また、眼瞼下垂はすべて保険適用とさせていただいています。
まぶたが落ちてくる症状で困っている、生活に支障が出ている、肩こりなど他の症状があって辛い、という患者さんであれば保険適用で手術を受けていただくことが可能です。

ぜひ、眼瞼下垂についてお悩みの症状や思い当たることがあれば、経験豊富な当院にご相談いただければと思います。

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