眼瞼下垂手術は、
保険適応が可能です。
当院は、
外来手術として
眼瞼下垂手術を、
行っておりますので、
入院の必要がありません。
術後すぐには、
自分で車を運転することは
危険ですので、
交通の便が不便なところの
病院やクリニックの場合は、
入院をされた方が楽だと思います。
保険診療では、
手術等費用はすべて、
決められていますので、
私が勝手に決めることはできません。
また、
眼瞼下垂手術の際に、
同一術野内で、別の手術を
一緒に行ったとしても、
複数の算定をすることが
できませんので、
同時に眼瞼下垂以外の
別な手術を一緒に行っても、
加算して手術料金を
いただくことはできません。
右と左は、
別の術野と見なされますので、
同時に手術を行った場合、
別の手術として算定されますので、
２カ所分の手術費用が必要です。
左右を別々に手術を行った場合、
手術料金は同じだけかかり、
処方箋代などが重複し、
通院も増えるわけですので、
結果的に患者さんの負担が増えまので、
ほとんど、左右同時に行います。
左右同時に手術を行ったほうが、
費用面でも少しお得です。
よく脂肪取りを希望される方が
多いですが、眼瞼下垂の方で、
脂肪をとらなければならないほど、
脂肪が飛び出している人は
それほど多くありません。
実際には、皮膚のたるみがあり、
その部分が重なり合って
かなり膨らんで見えるので、
脂肪の膨らみに感じられます。
ですから、
実際には脂肪を取らなくても、
皮膚を取ることで
相当すっきりした印象になります。
このように、
当院では、眼瞼下垂手術の際に
皮膚を一緒に取ることが多いですが、
皮膚を取る処置も
眼瞼下垂手術の一部ですので、
別に費用が発生することもありません。
また、
眼瞼下垂手術を行うと、
ほとんどの場合二重になります。
二重にしない方が、
難しいくらいです。
これは、
最後に皮膚を縫合するときに、
アンカリング縫合と言って、
修正した筋肉近くに糸をかけることで、
自然に二重になることが多いからです。
とれにくい二重にするために、
少し眼輪筋の一部を切除する
ことも稀にありますが、
大きな手間ではありませんので、
二重を作るために、別に費用が
発生することもありません。
具体的には、
保険が３割負担の方で、
手術の際に、当院で
お支払い頂く金額は、
45,000円ほどです。
それに、薬局での
お薬代が別にかかります。