昨日は、
東京新宿で開催された、
日本抗加齢美容医療学会に
参加してきました。

ほぼ
毎年参加しているのですが、
年々参加人数が増加し、
広い会場いっぱいに、
全国から大勢の医師が
集まりました。
昔、
私が参加し始めたころは、
まだこの学会自体の
存在を知る人も少なく、
小さな会議室ひとつで
足りるくらいの学会でしたが
今では100人を超える
大規模な集会となりました。
もっと驚くことは、
女医さんが増えたことです。
以前は、
男性医師のほうが多かったのですが、
今は男性1割で、女医さんが9割と
逆転しています。
学会の内容で、
もっとも興味がもたれたのが、
札幌医科大学皮膚科准教授　
小野一郎先生の発表です。
線維芽細胞増殖因子といわれる
傷が早く閉じるために使う薬を、
顔や手の甲に注射することで、
皮膚が若返る方法の報告は、
結果がすばらしく驚かされました。
この
線維芽細胞増殖因子は、
すでに国内で製造販売されている
安全なお薬ですので、
小野一郎先生の今後の経過発表を待って、
導入したいと思いました。
また、
特別講演講師として招待された、
高須クリニック院長、高須克弥先生の
発表もたいへん興味深いものでした。
ミケランジェロ法と名づけた、
新しい脂肪吸引方法を、
自らの体で試して、
そのすばらしい結果を、
見せてくださいました。
さらに、
東京女子医科大学名誉教授
若松信吾先生の、産毛脱毛に
関する研究結果は、
普段から多くの脱毛処置を
させていただいている当院にとって、
大変役に立ちました。
休みの日曜日までつぶして、
東京まで出かけるのは大変ですが、
新しい知識を得たり、
現場の先生方の
生の声が直接聞けるので、
少々疲れますが、
今後の診療に取り入れるために、
なるべく学会には、引き続き
参加しようと思います。

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