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医師へのあこがれ(その16)

医師へのあこがれ
2009.02.07.土曜日
医師へのあこがれ | 2009.02.07.土曜日

 胃けいれんで倒れた日から、医学部への進学をあきらめ始めます。この程度のことで、体を悪くするようであれば、将来医師としての重責を担うことができないと考えました。精神的にも疲弊し、目標を失いかけ、このころ再び工学部系学部の受験を考え始めます。
 工学部系学部が楽だとか低いとか思ったのではありません。適材適所、求められる場所があり、ほかにも自分自身の才能を発揮できる分野があるのではと考えたのです。得意な物理学を生かせるのは医学部ではなく、工学部系や理学部系だと考えました。
 医学部に行かない理由を、自分を納得させるように探し始めます。近畿圏内の医学部には合格できそうにないので、下宿する必要があり、親にこれ以上の経済的負担をかけることができないとか、医師に必要な強靱な精神力と体力が私にはないと、理由付けをするようになりました。
 それは今思えば弱気なことでした。自分の限界を低くし、自身の可能性を小さくし、視野を狭くしていました。挑戦することなく、それ以前に、自分にはできなないとあきらめようとしていました。
 悩んでいても、時は刻々と刻まれていきます。立ち止まる余裕はありません。再び日々の勉強に没頭する必要がありました。故障を抱えたままの再起し、修行のような勉強を続ける中で、すこしずつ体力も精神力も回復してきました。
 不安が全く消えた訳ではありません。繰り返し繰り返し悩み、心は揺らぎながらも、小学校5年生の頃に抱いた気持ちが、蘇ってきました。何度もあきらめかけて、忘れては思いだし、少しずつ医学部に挑戦する勇気が再びわいてきました。
 共通一次試験まであと100日となった10月1日からカウントダウンが始まります。カレンダーに残り日数を書きこみ、一日一日一日バッテンで印をつけ、緊張感を高めていきました。
 医師へのあこがれを抱いた少年の夢をかけた、人生を決める戦いは、いよいよ目の前まで迫ってきていました。
(つづく)

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One thought on “医師へのあこがれ(その16)

  1. RINKO より:

    いつもブログ拝見しております
    患者のひとりです。
    いつも先生、スタッフの方々親切で
    数年通わせていただいております
    にきびもかなり改善し
    これから加齢にともなって現れる症状や
    二重まぶたなど、先生やスタッフの方々に相談しながら
    キレイに年齢を重ねていきたいと思っております
    先生やスタッフの方々のがんばりは
    きっと患者にも届いていますよ!
    これからも私たちのために色々よい技術を
    研究してくださいね!

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