先日のクリニック・サロンの合同勉強会で、私は毛穴レーザートータル処置をモデルとして受けけました。毛穴レーザートータル処置はクリニックでもっと人気のある処置のひとつで、他院で結果が出なかった患者様にも好評を得ています。

毛穴レーザー処置には、ホームケアの併用も重要です。現在私が使っている基礎化粧品は、まずピーリング剤を含むコンディショニングローション（写真左から2番目）、これはスキンシューティカル社製で、一般にはトナーと呼ばれコットンなどにつけて拭取りとしてつかいます。私は少しシミル実感が好きなので、コットンは使わずダイレクトに吹き付けるか、手にとって直接肌にしみこませます（でも、目に入ると危険ですので、吹き付ける方法は真似しないでくださいね）。機能性化粧品がしっかり働けるように下地を整える役割です。

まず、美容液はカキヌマメディカルのセンシルLA-25（右から3番目前列）。ビタミンＣを皮膚にしっかり供給します。2-3滴で十分お顔全体にのびる美容液です。ピーリングローションが乾かないうちに、センシルを塗ると相当ひりつき感が出ますが、異常ではありません。

化粧水はセディーユCローション（写真左から4個目後列）。皮膚に吸収しやすいビタミンCを含み、さらに吸収されてから機能性ビタミンCへの変換効率が高い優秀なローションです。ビタミンＣといっても、種類はさまざまで単に高濃度でも吸収が悪くては意味がありませんし、また、吸収後にすぐに分解されれば効果を発揮できません。

そして、主役の当院オリジナルのハイドロキノンとトレチノイン酸軟膏（写真手前；注射器の容器）。トレチノイン酸はトレチノイドの中でも最も反応が強いオールトランストレチノイン酸を使っています。トレチノイン酸は皮膚のターンノーバーを上げるので、使い始める赤みが出て角質がポロポロとめくれてきます。少々めくれるくらいのほうが治療効果の実感が良いですね。

最後に、エンビロン社製ウルトラナイトクリーム（写真左から5本目）でしっかり保湿をします。この、ナイトクリームはエンビロンさんお得意のトレチノイドを含みますので、当院の軟膏と成分でやや重なるところがあります。しかし、ナイトクリームの成分は副作用の少ないものなので、重ねて使用しても支障はありません。

しかし、私のような脂性肌の場合、以上のような比較的刺激の強いものを組み合わせても、そうそう副作用が出ませんが、敏感肌で、皮脂が少ない乾燥肌の人には少々刺激が強すぎますので、使っていただく組み合わせを変更します。