当院での二重埋没手術はナイロンの糸を使います。ナイロンは組織と反応することがなく、炎症や化膿を起こすことが少ない材質です。
手術の時、眼瞼に糸をかけ、結ぶ時は5重結びしますので、術後に糸がほどけることはほとんどありません。また、細い細いナイロン糸ですが、大変丈夫で、目をこすったり、眼瞼を引っ張るくらいでは、ナイロン糸が切れることはありません。
ではどうして二重がとれるのでしょうか?
埋没法で二重をつくる原理は、皮膚の下で糸との引っかかりをつくり、皮膚を引き込むことで二重をつくります。
ですから、埋没手術で、二重がとれるのは、この皮膚の下での糸との引っかかりが、弱くなったりはずれたりすることで、二重がゆるんだり、とれたりするのです。