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【プラセンタ注射】副作用としての感染症と献血

プラセンタ
2012.05.13.日曜日
プラセンタ | 2012.05.13.日曜日

プラセンタ注射は、体の循環を改善し体内環境を整えることで、美肌美白効果があります。それ以外にも、ニキビ、特に生理前に増えるニキビに効果があり、さらに、自律神経失調症や更年期障害に効果的です。

プラセンタ注射は日本国内ですでに50年近く使われています。最初は、肝臓の治療薬として開発され、今でも肝臓治療に使われることがありますが、美容目的で使われることの方が多くなっています。

プラセンタ注射は大変安全なお薬で、製造以来重篤な副作用は起こっておりません。注射ですので一般的な副作用としての、かゆみや赤みや、稀に硬結などがありますが、3%未満と言われています。

プラセンタは生物製剤と呼ばれるお薬で、出産のさいの胎盤からつくられます。プラセンタ注射の原料となる胎盤は、もちろん感染症のないお母さんから頂き、その製造過程で製剤は高温高圧滅菌されます。

世間一般に、生物製剤として問題が起こっているのは非加熱製剤と呼ばれる薬剤で、製造過程で滅菌作業が省略され肝炎やエイズの薬害となってしまっています。 

プラセンタ注射は滅菌されていますので、細菌やウィルスなどが入り込むことはなく、いままで感染症を起こしたことはありません。 

しかし、高温高圧滅菌しても死滅することのない病原体があれば、プラセンタ注射でも病気がうつることの可能性はあります。

日本赤十字社では、理論的には感染の可能性がゼロ%ではないので、プラセンタ注射の経験のある人は、献血をしないでくださいとなっています。

この高温高圧滅菌しても死なない病原体がプリオンとよれるものです。蛋白質によって病気が伝搬すると言われていて、極めて珍しい病気で、一般的な滅菌方法では死滅しません。狂牛病やクロイツヘルトヤコブ病の原因となる病原体です。

現在私たちが治療に用いているプラセンタ注射の原料となる胎盤は、日本国内の感染症のないお母さんの出産時の胎盤を使っています。また、狂牛病やクロイツヘルトヤコブ病は日本国内にない病気です。

ですから現実問題として、日本人女性でこのような病気に感染している人はおられませんので、国内でプラセンタ注射が製造されている限り安全です。

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