先日、他院でピアスを開けてもらった人が、化膿したと当院を受診されました。診させて頂きますと、ピアスの表の飾りと裏のキャッチが皮膚にめり込んでいました。
これは、耳たぶの厚みが厚い人にスタンダードタイプの短いピアスを入れてしまった時に起こります。処置前に耳たぶの厚みを確認して、厚めの人の場合はロングタイプの軸の長いピアスを使うことで、このよう多トラブルを避けることができます。
ぎりぎりスタンダードでもいけそうな場合でも、かぶれや化膿を起こした場合、耳たぶは腫れて厚くなりますので、飾りやキャッチが食い込んで、ピアス穴からの滲出液や膿が外に自然排出されなくなります。ロングタイプであれば、前後に余裕がありますので、滲出液が閉じこめられることがなく、回復の可能性が高くなります。