胸の脱毛と背中の脱毛で、まれにレーザー脱毛の副作用としてニキビができることがあります。また、男性のあご脱毛の後にも、みられることがあります。
具体的には、毛穴に一致して、赤みが出て、コメドと呼ばれる小膿疱が、膨らんで出現します。まさに、ニキビです。正確にはにきび様湿疹と呼ぶべきかもしれません。
毛乳頭の毛根がレーザーで処理されて、焼かれて残った組織が、自然には排出されずに、毛嚢に残り、炎症の原因となり、にきびの芯となるのではないでしょうか。皮脂の流れが停滞し、にきび様湿疹になってしまうのだと思います。
一時的にな症状ですので、そのまま経過を見ていただくだけで、治まってきますが、症状が強い場合、治療は原則的にニキビと同じなので、一般的なニキビ用抗生物質内服と抗生物質軟膏外用でほとんど軽快します。
それでも治らない場合は、ピーリングやトレチノイン酸軟膏を使いますが、ほとんどそのようなことはありません。また、ニキビ様湿疹部分がシミになった場合は、シミを抜く成分を含んだトレチノイン酸軟膏を使って頂いたり、飲み薬を飲んで頂いたりしますが、これもまれなことです。
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