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【形成外科】外科医は器用?内科医は不器用?

形成外科・皮膚科
2011.08.13.土曜日
形成外科・皮膚科 | 2011.08.13.土曜日

今、私は形成外科と呼ばれる分野に身を置き、手先の器用さが要求される細かい手術を毎日行っています。
医学生が、将来の進路に関する話をする時に、”不器用だから、外科系には進まない”と、話す人がいます。それは内科系の先生に失礼です。注射・点滴や、難しいカテーテル操作、さらには内視鏡と、内科も器用さが求められます。
では、不器用な人はどうすれば良いのでしょうか?
努力を怠らなければ、ある一定のレベルに達することが可能です。一定のレベルとは、長年の間に手技が確立された手術や処置を行うことができるレベルです。そのような手技は、安全が確保され、有意義な結果がもたらされると担保されています。
自分が器用と思っていて努力しない人よりも、不器用だと自覚して努力する人の方が、結果的には手術や処置は上手になります。
器用な人がさらに努力すると、神業と呼ばれるような境地に到達して、普通の人には到底追いつけないことは確かにあります。しかし、私たちの行ってるのは医学であって、門外不出や一子相伝の術とは違います。
私たちが医療として行う手術や処置は、学問として系統立てられた手技があり、それを文献や講演・学会また先輩から広く学ぶことができます。今やインターネットで検索すると、手術そのものの動画まで見られます。
何科に進もうと、常に謙虚に学ぼうとする姿勢と、”まだまだ”という気持ちを忘れなければ、不器用な人でも、よりよい結果を導くことができます。逆に、器用な人でも、”もう、これでいい”と思ってしまった瞬間に進化は止まってしまいます。

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