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医師へのあこがれ(その49)

医師へのあこがれ
2011.06.03.金曜日
医師へのあこがれ | 2011.06.03.金曜日

医学部卒業後の就職先探しのために最初に訪れた大阪医科大学形成外科教授のT先生から、入局のための条件が伝えられました。新入入局員は一人だけとって、しっかり育てていくとの方針でした。そのために、複数の入局希望があった場合は、テストになるとの条件でした。


大阪医科大学出身であれば少しはT先生からの情報も収集できるでしょうが、私のように他大学からの転入となると、試験を受ける前からハンディキャップを背負うこととなります。

さらに、テストを受けたとしても万が一不合格だった場合はその時点からの再就職活動となり、入局のための他の大学や病院への申し込みが手遅れになってしまいます。

まさか、他の大学の教授に”大阪医大で不合格になったら入局させてください”などと、虫のよいことは言えません。そのころの私は、テストのことを聞いた時点で、大阪医科大学形成外科への入局はすぐにあきらめてしまいました。

大阪医大とともに、見学を依頼していた近畿大学形成外科教室も訪問しました。その日は手術日ではなかったので、K教授の手術を見学させていただくことはありませんでしたが、K先生は青二才の私をやさしく教授室に招き入れてくださいました。当時、形成外科の知識がほとんどない私の抽象的な質問にも、T先生は丁寧に答えてくださいました。

大阪医大のT教授の第1印象にに比べ、近畿大学のK教授は親しみやすい印象を受けました。また、近畿大学医学部は大阪大阪狭山市あり、私が福井から大阪の実家に戻った場合、地理的にもっとも近い大学でもありました。

結局、形成外科を目指した私は、近畿大学形成外科教室への入局を決心しました。6年前に母の涙を背に泉州を旅立った青年は、規定の医学教育を修めて、南大阪の地に戻ろうとしていました。

(つづく)

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