昨日、札幌での
勉強会で少し講義が
長引いたこともあり
大阪までの飛行機の
時間がぎりぎり
になりました。
会場のホテルを出て
小走りに札幌駅に
向かい
すれすれで
新千歳空港行きの
快速電車に
飛び乗りました。
1本乗り遅れたら
絶対間に合わない
最後の電車でした。
新千歳空港に
ついてからも
15分前までに
手荷物検査を
受けなければ
なりませんが
私が検査場に
並んでいるときに
すでに大阪行きの
搭乗最終案内が
されていました。
ぎりぎり、
飛行機の出発に
影響しない時間に
間に合いました。
北海道までは
大阪から1,000kmを
超える距離があります。
あきらめずに、
走り続けたので
1,000kmの長旅を
無事終えることが
出来ました。
もし、私が
どこかの瞬間に
”もういいや”と
あきらめて
しまったら
今日の朝の診療に
間に合わなかったでしょう。
人生の長旅でも
同じ事が言える
気がします。
私は、
高校受験の時に
学区内トップの高校の
受験を担任の先生から
勧められました。
自分の実力では
進学できるレベルでは
ありませんでしたが
あきらめずに勉強をして
合格できました。
案の定、入学後の
成績は最低で、
クラス46人中40番でした。
そんな成績ですので
いくらトップ高校でも
医学部など夢でした。
しかし、
地方から上阪して
努力をされて医学部に
合格された方の手記を
高校三年生の
共通一次試験後に
(今のセンター試験)
読んで、浪人をして
医学部を目指しました。
世の中には、もともと
頭の良い人が
たくさんおられて
苦労なく
良い大学に
進まれる方も
多くいます。
しかし、
ほとんどの人が
普通の人で
努力しなければ
結果が出ません。
かの東京大学でも
元々頭の良い人が
多いのは事実ですが
半数は努力の人が
入学して来るそうです。
今回の大震災の
復興もあきらめないことが
大切だと思います。
すべてが努力で
解決するわけでは
ありませんが、
最初からあきらめると
何も起きません。
ドクターズコラム | 2011.04.04.月曜日