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心臓移植和田寿郎先生死去

形成外科・皮膚科
2011.02.16.水曜日
形成外科・皮膚科 | 2011.02.16.水曜日

日本で初めて
心臓移植手術を行い
”和田心臓移植”で
知られる外科医
和田寿郎先生が
亡くなられりました。
和田先生は、
昭和43年
日本で初めて
世界で30例目となる
心臓移植を行いました。
しかし、その後
心臓提供者の
脳死状態判定方法や、
移植を受けた患者さんの
手術必要性に関することが
大きな問題となりました。
その後、日本では
この”和田心臓移植”
1例のみで、
心臓移植は中断
してしまいます。
2例目の心臓移植は
30年後の平成11年
大阪大学で行われます。
和田寿郎先生は
心臓血管分野のみ
ではなく、
私たち形成外科の
分野でもある
漏斗胸の手術に
関しても
和田法という
手術方法を考案
されています。
陥没した胸の骨を
胸骨と肋骨の一部を
つけたまま一塊として
胸からはずして
裏返して元に
戻す方法です。
この方法を
知ったときは
こんなことが
できるのかと
驚き、また、
その発想に
驚嘆しました。
現在、漏斗胸に
行われる手術は
ナス法が主流ですが
以前は、実際に
行われていた
手術です。
心臓移植に関する
評価や影響は
まだまだ議論の
残る部分が多いと
思いますが、
和田先生は、
他の分野にも
このような業績を
残されています。

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