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にきび治療(ディフェリン)

ニキビ
2010.12.01.水曜日
ニキビ | 2010.12.01.水曜日

にきび治療の新しい
軟膏として、欧米では、
以前から使われていた、
ディフェリンゲルが
日本でも認可され、
今はクリニックで
保険適応薬として
処方可能となっています
ディフェリンゲルは
今までのにきび用
軟膏に比べて、
より効果のある
お薬です。
しかし、当院には
ディフェリンを皮膚科で
処方してもらっていたが
にきびが治らないので
治療してほしいと
来院される方が
あとを絶ちません。
良いお薬なのに
どうしてでしょうか?
ディフェリンゲルは、
にきびの軟膏として
効果のある
トレチノイドと呼ばれる
仲間の中では比較的
効果がマイルドです。
日本国内で
保険適応薬として
解禁する際に、
副作用が多い
トレチノイドの中では
効果はマイルドだが
副作用が比較的
少ない
ディフェリンが
選ばれたのでは
ないでしょうか。
当院では、
トレチノイドの中でも、
もっとも効果が良い
オールトランストレチノイン
を使って、
ニキビ用軟膏として
院内で手作りをして
使っています。
赤みが出たり、角質が
めくれたりなどの
副作用が強いですが、
その分効果も、他の
軟膏類よりは優秀です。
ディフェリンは、
良いお薬であることは
間違いないのですが、
現実的に、1分診療と
いわれている保険診療で、
ディフェリンの副作用を
懇切丁寧に説明する
十分な時間をとるのは
難しいように思います。
また、副作用が、
今まで使われてきた
にきび用軟膏に
比べると多いため、
ディフェリンを開始した
あとのフォロー回数が
必然的に増えることなり
皮膚科の先生の
負担が増えてしまいます。
もちろん、労力を
惜しまず時間をかけて
にきび治療を熱心に
行っておられる
先生が大多数ですが、
今までのお薬より
副作用が少し多い分
患者さんによっては
途中で外用をあきらめて
しまう人がいる
かもしれません。

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