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ヒアルロン酸注射副作用異物肉芽腫

しわ、小じわ、たるみ
2010.11.27.土曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2010.11.27.土曜日

当院で使っている
しわをとるための
ヒアルロン酸注射は
純粋なヒアルロン酸
のみで構成されています。
純粋なヒアルロン酸も
技術が進歩して、
現在では、
10ヶ月ほど持続
するようになり、
以前は4-6ヶ月程しか
持続しなかったものが
より長持ちするように
改良されています。
純粋なヒアルロン酸
なので、いずれは
すべてが吸収
されてなくなりますが、
そのことがかえって
安全となります。
体内に残らないので、
副作用の可能性が
ほとんどありません。
アレルギーの確率も
1万人に一人と
いわれています。
しかし、
純粋なヒアルロン酸
ではなく、長持ち
させるために
混ぜ物をしている
ヒアルロン酸注射
があります。
2-3年以上持つものは
吸収されない成分を
含むことがあります。
その分、
純粋なヒアルロン酸
注射よりも
アレルギーの可能性が
高く、副作用のリスクが
大きくなります。
アレルギーにも
種類があります。
注射してすぐに
出現するアレルギーと
10年20年と経過
してから出てくる
アレルギーがあります。
今は良くても、
何年もたってから
異物肉芽腫として
腫瘍のように
腫れてくることが
稀にあります。
長持ちするからと
安易に溶けない成分を
含むヒアルロン酸を
打つことは、お勧め
できません。
いったん
異物肉芽腫のような
腫瘍性変化が
起こってしまっても
皮下にびまん性に
ジェリー状に広がる
溶けない成分を
吸引して取ることが
できないため、
治療する場合は、
皮膚を含めて
広範囲に切除する
必要があります。
そうなると、
キズも大きくなり
陥没の危険性も
高くなります。

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