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出会い(その12)

出会い
2010.09.15.水曜日
出会い | 2010.09.15.水曜日

福井県は、毎年、日本で
もっとも住みやすい県の
上位に選ばれます。
地産地消が進んでおり
社会インフラの整備も
進んでいて、県民全体が
平均して豊かです。
人口全体に対する
社長さんの数も多く
事業をされている方も
多くおられます。
また、農業も盛んで
兼業農家が多く
土地との結びつきが
強い県です。
私たちのように、他県から
大学に来たものにとって、
最終学年の夏以降に、
避けて通ることのできない
ドラマが待っています。
私たち医学部も他の学部も
他県から福井県に来た人は
卒業後に、福井県に
とどまらず、地元に戻る
ことが多いのです。
そして、地元の女性と
つきあっていた場合、
決断を迫られます。
意を決して、彼女に
一緒に地元についてきて
ほしいと告白するのです。
福井県のお国柄から、
地元への愛着が強く、
別れの悲劇が待っています
”私にはたんぼ(土地)が
あるので、ここを離れる
ことができません”
”父が地元で事業をして
いるので、私が婿養子を
とらなければいけないの”
”代々続いている家を
守らなければいけない
ので、福井を離れる
ことができないの”
おつきあいしていた
女性の言葉に、
多くの男性が、
涙をのみました。
私も、繰り返し、
彼女のお宅にお邪魔をして
お父さんと話す機会を
作って頂きましたが、
話は平行線でした。
お父さんの返事はいつも、
医学部を卒業してもいいが
その後は会社を継いで
くれるのであれば、
許そう、でした。
そうこうしている間に、
学年が進み、本格的な、
医師国家試験対策を
しなければならない時期に、
なってきていました。
私は、いったん自分で
交渉することはあきらめ、
私の親の知り合いで、
同じように会社を経営
しておられる人に、
彼女のお父さんの
説得をお願いしたのでした
しかし、
その交渉も平坦な道のり
ではありませんでした。
(つづく)

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