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肝斑とトランサミン(トラネキサム酸)副作用その4

しみ
2010.09.04.土曜日
しみ | 2010.09.04.土曜日

肝班治療に使う、
トランサミンは、
止血剤であることは
以前にも書きました。
正確には、再出血を防ぐ
お薬です。
難しい言い方をすると
線溶系の亢進を阻害する
働きがあるお薬です。
つまり、
いったんできた血栓が
溶けにくいように安定させ
再出血を防ぎます。
ですから、
トランサミンを飲むだけで
血液が固まりやすくなる
わけではなく、
どろどろになるわけでは
ありません。
なんらかの原因で出血があり
それをとめるために血栓が
作られます。
いったんできた血栓は、
出血部位を塞ぐ他の
物質が集まってくると
不要になります。
そのときに、体の中では
この不要になった血栓を
溶かすメカニズムが
働きます。
これが線溶系です。
トランサミンはこの
線溶系の働きを
抑えることで血栓を
安定化させて、
血栓が早く溶けすぎて
再出血することを防ぎます。
どんなお薬でも、
100%安全であるとは
言えません。
しかし、
その有用性と副作用の
程度を天秤にかけて
有用性がはるかに大きいと
判断された場合は、その
リスクを十分理解したうえ、
適応疾患を選んで使うことで、
私たちは恩恵を受けることが
できます。
お薬には、毒としての
一面も持ち合わせています。
上手に適切に使わなければ
副作用のみがでてしまいます。
いつもよく使っていて
安全に思えるお薬でも
たとえば、痛み止めでも
使い方を間違えば
腎不全などの重大な
副作用をおこします。
安易に気軽に使うのではなく
お薬の継続する場合はは、
専門家の指導の下で
使うのが安心ですね。
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はげみになります。
よろしくお願い申し上げます。

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