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ニキビとトレチノイン酸軟膏副作用

ニキビ
2010.08.21.土曜日
ニキビ | 2010.08.21.土曜日

ニキビ治療に、欧米では、
トレチノイン酸軟膏がよく
使われます。
日本では、まだその歴史が
浅く、処方する側の医師も
処方される側も、まだまだ
慣れていないので、トラブル
が多いのが現状です。

せっかくの、よいお薬も、
その副作用をよく理解して
使わなければ、宝の持ち
腐れです。
まず、よくある副作用は、
赤みです。イリテーションと
表現されるような、むず痒さ
を伴う赤みです。
特に、間違ったお手入れで
皮膚のバリア機能が落ちて
いる人は赤みが強く出ます。
次に多いのが、
角質のめくれです。
お化粧が乗りにくく、
一見、乾燥したように
見えますので、
皮膚の状態が悪くなった
ように見えますが、
軟膏を継続することで、
皮膚が慣れてきますので、
めくれがあっても、我慢して
この時期を乗り越えてれば
ニキビの改善も早く、
結果も良いです。
トレチノイン酸は、ビタミンA
の誘導体(仲間)ですので、
妊婦さんが内服することで
胎児に奇形のリスクが高く
なることがわかっています。
塗り薬のトレチノイン酸では
胎児への影響は報告が
ありませんが、
念のため、
妊娠がわかった時点で、
軟膏は中止となります。
当院でニキビ治療に
用いている、トレチノイン酸
軟膏はオールトランス・
トレチノイン酸が原料です。
既製品ではなく、毎週1回
院内で調合して作っています。
オールトランス・トレチノイン
酸はトレチノイドと呼ばれる
ビタミンAの誘導体の中で、
最も
皮膚に対する反応が強く、
化粧品に配合が許可されて
いるトレチノイドの100倍
以上の効果があります。
ですから、
当院のトレチノイン酸軟膏
濃度は0.05%と低くても
十分効果があり、
1日1回夜に塗っていただく
だけで、ニキビに有効に
働きます。

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